先住民族の4歳の自閉症少女、24時間行方不明

若者の夢で地元民が捜索、木陰に子犬と発見

 NTのシンプソン砂漠に位置する先住民族アボリジニのコミュニティで4歳の少女が行方不明になった。警察の空陸の必死の捜索にもかかわらず少女は発見されなかった。しかし、コミュニティの青年が夢を見たと語り、夢で見た風景をたどって、行方不明になって以来24時間ほどで少女と子犬を無事発見した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 家族は、必ず見つけ出すという努力と土地勘が役に立ったと語っている。

 4月2日午後2時頃、アリススプリングスから約100km南のチジカラ・コミュニティの近くの集落で、自閉症のモリーちゃんの姿が見えなくなった。

 警察はヘリコプター、ドローン、警察犬を動員して捜索を続けたが見つけられず、モリーちゃんのいとこのキュー・ケニーさんは、「モリーを見つけたのはコミュニティのメンバーと家族だった。4月3日の午後、シンプソン砂漠の片隅の小さな丘で木の日陰に子犬と座っていた」と語っている。

 モリーちゃんは自閉症と難聴の障害があり、住んでいるアリス・ウェル・アウトステーションから約8km離れたところで発見された。

 ケニーさんは、「2日には、コミュニティのトラッカー(かすかな手がかりで追跡する特技を持つ人)が砂丘のそばで自転車を見つけたが、モリーは岩場を歩いたようで足跡を見つけられなかった。しかし、トラッカーは諦めず、きっとどこかにいるはずだ。明日もう一度試してみると言っていたが、村の若者が、夢を見たと言って、4日にはアリス・スプリングスに行くはずだったが予定を変更して夢で見た風景をたどってみると言ってくれた。若者が捜索隊を率いて歩いたが、捜索隊は50人か70人ぐらいの規模になった。一部は途中で引き返したが、自分達はさらに若者と一緒に歩き続けた。イースターは希望の季節だ。自分達はモリーを見つけるまではと諦めなかった。とうとう、木の下に座っているモリーと子犬を見つけた」と語っている。

 ケニーさんは、「捜索隊は摂氏30度を超える砂漠を6時間以上歩き続けた。途中で水も尽きた。それでもなんとか日暮れ前にモリーを見つけようと必死だった」と語っている。

■ソース
Missing girl Molly, 4, found sitting under tree with her puppy after spending night alone in Central Australian desert

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