NSW州政府、ホームブッシュに大規模接種施設計画

州のコロナウイルス・ワクチン接種の半数を引き受け

 4月7日付ABC放送(電子版)は、NSW州政府がシドニー都市圏インナーウェストのホームブッシュに大規模なコロナウイルス・ワクチン接種施設(ハブ)を設立する計画を建てていると伝えた。

 NSW州政府は州人口の半数をこのハブで引き受けるとしている。

 連邦政府は「EUがアストラゼネカ・ワクチンの輸出を停止したため、入荷が遅れており、接種も遅れている」と主張しているが、EUがスコット・モリソン連邦首相の主張を「数字を誇張」と反論するニュースも伝えられており、連邦政府は、連邦の接種作業の遅れをNSW州が肩代わりするというグラディス・ベレジクリアンNSW州首相の申し出を受け入れている。

 州政府は、この接種施設としてシドニー・オリンピック・パーク施設のリースを受けることを決めており、「リース手続きを近いうちに済ませ、2,3か月のうちに接種施設として発足する。また、本来、連邦政府が行うことになっていた接種作業の大部分を州政府が引き受けると発表している。

 これまでの実施計画では、NSW州政府の担当は約30万回で残りの800万人ほどの州民の接種は連邦政府の担当になっていた。また、ベレジクリアン州首相は、「州保健局が州に6万人くらいに接種できればと考えている。州人口の残りの半数は州内約100箇所で接種する」と語っている。

 接種作業は連邦政府を中心に遅れ気味だが、ベレジクリアン州首相は、10月までと予定している30万人の接種を今週末には半数までこなせる予定だと語っているが、ベレジクリアン州首相は、「週に6万人に接種できるかどうかは連邦政府がそれだけのワクチンを適切な時に供給できるかどうかにかかっている」と語っている。

 ブラッド・ハザードNSW州保健相は、「現段階では連邦政府が十分な量のワクチンを供給できないという状況はない。連邦政府が目標を設定し、その目標を達成できていないというのは誰かの責任ということではなく、現実だということだ」と語っている。

 感染症対策専門家は、「国際水準でみればオーストラリアの接種作業は遅れ気味であり、かなり改善の余地がある」と指摘している。
■ソース
NSW government to establish COVID-19 ‘mass vaccination hub’ in Homebush

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