NSW州保守連合政権でさらに大臣一人が捜査対象

大臣辞任、自由党離党無所属議員で捜査待ち

 NSW州の保守連合政権で大臣一人が性暴行容疑で警察の捜査を受けていることが明らかにされた。

 5月13日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 この大臣は、グラディス・ベレジクリアン保守連合NSW州政権のガレス・ウォード家族地域社会障害者問題担当相で、容疑の行為を否認しており、ジャーナリストに教えられるまで捜査を受けていることも知らなかったと発言しているが、大臣辞任、さらに自由党も離党し、州議会で無所属議員として務めている。同政権与党議員が性犯罪容疑で捜査を受けるのはこれで2人目になる。

 ベレジクリアンNSW州政権は、大臣の辞任・離党により、少数派内閣になっており、間もなく行われる補欠選挙の結果次第でさらに危機が深まる。

 NSW州警察の性犯罪関係捜査班は、「特別捜査班は、2013年まで遡ってNSW州議会議員の性暴行関係容疑を捜査している」と発表している。

 ウォード議員はイラワラ地域カイアマ選出議員。

 ベレジクリアン州首相は、ウォード議員の大臣辞表と離党届を受け取ったことを明らかにし、「捜査が終わるまで無所属議員で務めるとしており、彼の決断を支持する」と発表している。

 2021年3月には州政府与党のマイケル・ジョンセン前国民党議員が、2019年にブルーマウンテンでセックスワーカーを強姦した容疑が浮かび上がっており、議員辞職している。

 ジョンセン氏は起訴されておらず、容疑も否定しているが、メディアのいやがらせでアッパー・ハンター選挙区の代表を務めることが難しくなった、として辞職しており、同選挙区は5月22日に補欠選挙投票が行われる。

 最近にはジョン・シドティ自由党議員が腐敗容疑で調査委員会の対象になったため、離党して無所属議員になっており、ベレジクリアン政権は州議会93議席のうち45議席という少数派内閣に転落している。
■ソース
NSW Minister Gareth Ward investigated by NSW Police over sexual violence allegations

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