「接種率が80%になればロックダウンも不要になる」

モリソン連邦首相がコロナウイルスからの出口示唆

 7月30日付ABC放送(電子版)は、スコット・モリソン連邦首相が、「コロナウイルス接種対象人口の80%が2回の接種を完了した段階で限定的なロックダウンを除いてほぼロックダウンは不要になり、国境を開くことができるだろう」と発言、コロナウイルス・パンデミックからの出口を示唆したことを伝えている。また、この出口は全国閣僚会議で連邦、州の首相、準州の主席大臣らの合意が得られている。

 連邦政府はコロナウイルス・パンデミック後の正常化への道程として四段階計画を建てており、現在、オーストラリア全土はその第一段階で、ロックダウンをウイルス抑制の主要手段としている。成人人口の70%が接種を済ませた時点で「移行段階」のB段階が始まり、次段階に移行を望む州、準州はこの目標を達成しなければならない。その段階では州、準州政府が社会規制を導入するかどうかの条件に新陽性者の数はそれほど問題にならず、コロナウイルス感染者の入院数が問題になる。

 B段階でも海外からの渡航者は規制が続いており、入国者数の制限が続く。しかし、完全接種済みの者については規制が緩められる。完全接種済みとそうでない者との適用規則内容の違いについてはNT、TAS、VICが作業班として内容を煮詰めている。

 モリソン連邦首相は、「現在、週に1,173,123回の接種が行われており、この計算で、国内成人人口全員が2回の接種を完了するのは2022年1月頃ということになる」と語っている。

 さらに、接種対象人口の80%が2回の接種を完了した段階で、コロナウイルスは毎年のインフルエンザのような位置づけになり、海外との渡航者の往来が再開されると語っている。

 接種率が80%を達成した段階では、特に健康脆弱なコミュニティなどごく限定されたロックダウン戦術を除けば、広い範囲のロックダウンは不要になり、接種済み旅行者の帰国制限も廃止され、接種済みの国民は自由に出国できるようになる。また、現在、ニュージーランドとの間にだけ結ばれている「トラベル・バブル」が他の国にも拡大され、接種率の高い国との間で結ばれていくようになる。

 モリソン連邦首相は、「全国民が一致協力して一歩ずつ進んでいかなければならない。その手始めとしてワクチン接種を受けることから始めようではないか」と語っている。
■ソース
Lockdowns to end once 80 per cent of the population is vaccinated against COVID-19

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