NSW州、新たに1,533人がコロナウイルス陽性と判定

4人死亡、ライフラインには1日千件を超える命の相談

 NSW州では9月3日午後8時までの24時間の検査で1,533人をコロナウイルス陽性と判定した。また、4人がコロナウイルス感染症で死亡している。

 9月4日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 2日連続して前日の記録を上回っており、2020年3月以来の国内最悪を記録している。また、生命の電話「ライフライン」のジョン・ブログデン会長は、長期化したロックダウンで住民の精神福祉も悪化しており、NSW州だけでも1日に1,000回を超える電話相談に応じていると語った。

 新陽性者はそのほとんどがシドニー都市圏西部と南西部に集中しているが、現在では州西部地域でもコロナウイルス・デルタ株が広がり続けており、シドニー西方950kmの町、ウィルカニアは先住民族アボリジニの人口比率が高い土地だが、人口750人ほどのウィルカニアでは97人が陽性と判定されており、ますます危機的状況になっている。

 ブラッド・ハザード保健相は、「州救急局にとって9月3日は2番目に忙しい日だった。もし、病気がひどくなったらトリプルゼロ(000)で救急車を呼ばなければならない。しかし、ここに救急隊局長がいるのだが、局長は先週もその前も訴えていた。世の中にはバンドエイドをもらうためとかそういうことで救急車を呼ぶ人が大勢おり、本当に救急を要する患者を救う使命を妨害している。救急車を呼ぶのはほんとうに救急を要する時だけにしてもらいたい」と語っている。

 また、ドミニク・モーガン救急隊局長の「これからコロナウイルスの急患を輸送する件数が増えることと思う。そのため、他から救急車運転手を導入することを考えている」との発言にハザード大臣も支持を表明した。

 9月3日夜までに死亡した4人のコロナウイルス感染症死者にはワクチン接種者は1人もいなかった。シドニー都市圏南西部の80代の女性1人がフェアフィールド病院で死亡、都市圏西部の50代の男性がウェストミード病院で死亡している。また、都市圏南西部の70代の男性がリバプール病院で死亡、都市圏西部の60代の男性は自宅で死亡している。

 ブログデン会長は、「2年前には1日700本程度だった相談電話も今は1000本を超えている。それだけ重圧になっているということだが、同時に救いを求めようとする人が増えていることはありがたいことだ」と語っている。

 NSW州ではコロナウイルス感染で1,041人が入院しており、そのうち173人がICUに収容され、さらにそのうち62人が酸素吸入器を着けている。また、ICUの173人のうち137人が未接種で、29人が1回目の接種のみ、完全接種者は7人だけ。
■ソース
NSW records 1,533 new COVID-19 cases, four deaths as total infections in Wilcannia near 100

 Happy Rich Harding legal 幌北学園 Japanaroo  kidsphoto
日豪プレス 配布場所   日豪プレス 新刊発行    Oishii Japanese Restaurant Guide Covid-19 最新情報

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL


新着イベント情報

新着イベントをもっと見る