「コロナウイルス規制緩和の前に病院危機資金を」

各州保健相が連邦政府に要求

 10月5日付ABC放送(電子版)は、各州・準州の保健相は、「連邦が牽引する規制緩和で感染者が急増すれば病院が崩壊状態になり兼ねない」と危惧しており、連邦に対して病院危機資金を用意するよう連名の書簡を送ったことを伝えている。

 連邦政府のグレッグ・ハント保健相は、「8州・準州すべてが即時に連邦の資金を要求している」と語っており、9月30日付の書簡は、「以前からの病院患者数の増大に加えて現在のコロナウイルス蔓延があり、州、準州とも留まるところを知らない医療費負担にあえいでいる。いずこも病院制度はコロナウイルス・パンデミックの規制緩和という重大な段階を迎えようとしている。現在の重圧に対して医療制度を支えるため、どの州、準州も即時に連邦資金を必要としている」と述べている。

 各州、準州の保健相は2021年初期の会合や書簡で病院への重圧の増大について連邦の関心を求めていたが連邦からは何の行動もなかった。

 州、準州はいずれも連邦資金を求めているが、特に声高なのはQLD州で、アナスタシア・パラシェイQLD州首相は、「連邦資金が出ないならQLD州は他の州に対して州境閉鎖を続ける」と語っている。

 しかし、スコット・モリソン連邦首相は、「州には既に充分な金を出している。その金でやりくりできるはずだ。州や準州が資金を必要とするなら、連邦も同じことだ」と反論している。

 一方、野党労働党のマーク・バトラー影の保健相は、「州が資金を要求するのは当然だ。病院予算をこれまで通りでいいとするなら100年に1回というパンデミックには対応できるわけがない。NSW州やVIC州を見ればいい、大規模なアウトブレークで病院はいずれも限界点に来ている」と政府を批判している。

 8政府の連名書簡は、「即時資金救済を求める。2024年まで3年間はその資金救済を続けること。また、2023年中期まで各州・準州のヘルスケア予算の半分を連邦が分担すること」としている。
■ソース
State health ministers demand crisis funding for hospitals ahead of eased COVID-19 restrictions

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