ボタニー港、シドニーの外洋航路船ターミナル候補に

ハーバーブリッジとオペラハウスから遠ざかる可能性も

 シドニー地域の外洋航路クルーズ船のターミナルはサーキュラキーだけでは足りなくなり、ハーバー・ブリッジをくぐったロゼル地区のホワイト・ベイが加わった。その後、豪海軍ガーデン・アイランドの埠頭も候補に挙がっていたが2018年に連邦政府の拒否で再び候補地捜しが始まった。

 9月17日、NSW州政府は、シドニー空港東側のポート・ボタニーを第三のクルーズ船ターミナル候補地として産業界とも協力してゆきたいとしている。

 また、立地選定作業の第一段階をすでに立ち上げており、ポート・ボタニー東側のヤラ・ベイまたはモリニュー・ポイントに絞って調査を始めることになっている。

 アンドリュー・コンスタンス運輸相が声明を発表し、「NSW州にとって外洋航路クルーズ船観光産業は年間27億5,000万ドルの経済利益がある。また、今年のクルーズ・シーズンだけでも160万人近い乗船客が予想されている。現在の外洋航路客船ターミナルの容量は限界に来ており、ポート・ボタニーにターミナルができれば容量が飛躍的に拡大される」と述べている。

 ホワイト・ベイのクルーズ・ターミナルは、サーキュラキー・ターミナルにかかっていたプレッシャーを軽減しているが、ハーバー・ブリッジの上流にあるため、ハーバー・ブリッジをくぐり抜けられる船でないと入れない。そのため、フィリップ・ホリデー・シドニー港湾長は、「クルーズ会社が1月から3月までのピーク時期にサーキュラキーのターミナルにクルーズ船を入れる努力を考えてみればいい。ほぼ毎日のように大型外洋航路船が停泊しており、余裕のない状態だ。第三ターミナルがない限り、このままでは観光産業に影響が出ると語っている。

 さらに、「第三ターミナルには当初で年間40隻ほどが入ってくるとして、その後は次第に増えていく。一般的には午前6時30分頃に入港し、午後4時30分頃に出港する。朝と午後にピークがあり、そのことを念頭に置いて計画を建てることができるはず」としている。

 ただし、ランドウィック・カウンシルの副市長で、「Save The Bay」連合メンバーのダニー・サイド氏は、「ヤラ・ベイは海水浴場であり、ポート・ボタニーではない。州政府はその海水浴場を破壊するつもりか。それに、クルーズ船の乗客はシドニー湾に入りたいはず」と語っている。
■ソース
Port Botany flagged as potential site for third Sydney cruise ship terminal

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