レーンコーブのプール水、アーミデールに送られる

旱魃の町、貯水池の水量残すは1年分のみ

 シドニー北西部のレーンコーブで改修されていた水泳プールの湛水試験に使われた1300万リットルの水を捨てるにはしのびないとして、もらい受け希望団体を募ったところ、NSW州北部の町、アーミデールが名乗りを挙げた。2020年早々にもこの水はアーミデールに送られ、スポーツ・グラウンドの撒水やブッシュファイア消火用水に充てられる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 レーンコーブから道路距離にして500kmのアーミデールは大学もある、人口25,000人のニュー・イングランド地域中心都市だが、貯水池の水位は30%を切る状態で1年分の消費量しか残っておらず、もう何か月もレベル5の水道使用制限が続いている。

 一方、新しくコンクリートを打ったばかりのプールの水漏れなどの試験に使われた水は飲料には適さないが消火用水としては十分に使える。

 レーン・コーブ地区のパム・パーマー町長は、「プール工事の業者がプールを一杯にしなければならないと言うし、その後で水を捨てなきゃいけないというから、どうにかできないかと相談した」と語っており、同地区カウンシルの申し出に対してアーミデールのサイモン・マレー市長は飛びついた。

 レーン・コーブ・カウンシルでは水の輸送には10万ドルほどかかると見込んでおり、資金を募るためウエブサイトを開いた。

 一方、マレー市長は、「いただいた水はブッシュファイアの消火用水やスポーツ・グラウンドの芝の撒水に使いたい。アーミデールには郡部消防局(RFS)の飛行基地があり、タムワースからQLD州境までを管轄しており、消火用水は貴重だ」と語っている。

 また、「旱魃でどこの芝も茶色になっている時、緑の芝のスポーツ・グラウンドでクリケットができることで市民は大いに元気づけられるだろう」と語っている。
■ソース
Water crisis spurs Sydney council to ship pool water to Armidale for firefighting, sporting fields

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