メルボルン小児病院職員人種差別発言被害受ける

コロナウイルス騒ぎでアジア人差別事件増える

 2月27日付ABC放送(電子版)は、中国武漢市から発生したコロナウイルスが世界的な蔓延に向かう傾向でオーストラリア国内でもアジア人に対する差別的な言動が増えているが、メルボルン・ロイヤル小児病院でも、アジア人の医療職員や患者に対する人種差別言動が増えていると報告されていることを伝えた。

 ある医師の場合、患者の家族から、人種を理由に子供の治療を拒まれている。

 患者やその家族からの人種差別言動が増えていることを重視した病院側も人種差別的な言動に対するコミュニケーション・ガイダンスを出している。

 医療職員は、小児患者の保護者がアジア人の風貌をした患者や職員を避けるのを目撃しており、緊急医療部長は、このような人種差別言動を、「まったく容認できない」と発言している。

 世界保健機関(WHO)は、武漢での発生以来、初めて中国外の新患者発生件数が中国内のそれを上回ったと発表している。

 オーストラリア全土のコロナウイルス患者は23人、そのうち7人がVIC州在住者だが国内のヒト・ヒト感染例は1件もない。しかし、同病院のスチャート・レウェナ緊急医療部長は、病院が「ウイルスに関する人種差別的な発言」に関して州保健省に通報していると語った。

 上記の医師の場合、人種を理由に患者の家族から治療を拒まれた上に、同医師がコロナウイルスを患者や家族に広げる危険があると言われている。

 2月初め、オーストラリア緊急医療学会が、「病院の緊急病棟でコロナウイルスに関連した人種差別の言動が増えている」と警告を発しており、実際に体験した場合の対応の仕方をガイダンスとして配布している。

 ジェニー・ミカコス保健相は、「病院からの報告に憂慮している。また、一般社会でもウイルスに関連した人種差別事件が増えており、問題だ」と語っている。
■ソース
Royal Children’s Hospital Melbourne staff cop racist abuse amid COVID-19 coronavirus fears

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