キャンベラ鉄道博物館再開業直前に不審火

キャンベラ駅隣接の歴史的車両の一部焼く

 2016年以来閉鎖していたキャンベラ鉄道博物館が再開業にこぎつけた初日、開場の直前に出火、歴史的車両の一部を焼いた。警察では不審火と見て捜査を始めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この火事で1930年代の客車が全焼し、他2両も半焼した。

 この博物館は2016年に経営が破綻したため、所有していた所蔵品の3分の2を売却していた。

 10月6日朝、キャンベラのキングストン地区にある州営鉄道キャンベラ駅に隣接した博物館のゲートが3年ぶりに開かれ、鉄道ファンを迎えたが、その直前の午前6時に博物館構内から出火しており、貯留ヤードの3両の客車に燃え広がった。

 この火事で1930年代の客車1両が全焼し、そばに停めてあった2両も半焼している。

 ACT警察が捜査を開始しており、ジョン・チーズマン博物館長も、「何者かが忍び込み、放火したと思われる。残念なことに焼け落ちた1両には予備部品が保管してあった」と語っており、全焼した客車は、シドニー在住者の所有で博物館に貸し出されているものだった。

 2017年4月、博物館再建のために所蔵品の大部分を売却し、かなり小規模で再開しているが、チーズマン館長は、「今でも博物館で見るべき展示は数多くあり、キャンベラ鉄道史を保存している。キャンベラ市民のための地域博物館として運営に努力しており、市民にはキャンベラの鉄道史初期の様子を知ってもらえることと願っている」と語っている。

 同博物館の最大の呼び物として、1914年に初めてキャンベラで列車を牽いた140歳になる1210型蒸気機関車がある。また、1900年代の寝台車の他、鉄道地図を含む様々な鉄道にちなむ展示品が飾られている。

 博物館はボランティアによって運営され、日曜日午前10時から午後3時まで開場している。また、2020年からバンジェンドア駅までの観光列車を走らせる計画もある。
Historic train carriage destroyed in fire just hours before Canberra Railway Museum reopening

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