リサイクリング危機でVIC州ごみ回収体制変更検討

分別細分化し、従来の3種方式から6種方式に

 中国その他のアジアの国が再生資源輸入禁止措置を取っているため、オーストラリアはリサイクルごみの国内処理を迫られている。これまでにもリサイクル可能なごみを他のごみと一緒に塵芥埋立地に送るなどの手段が取られており、廃棄物リサイクリングの危機が叫ばれている。

 その中でVIC州ではごみ分別細分化をさらに推進し、紙、ガラス、有機物、プラスチック、金属、その他の6種に分ける考えが進められている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 独立諮問団体、Infrastructure Victoriaは、VIC州政府に提出した中間報告書で、挫折したVIC州のリサイクリング産業の立て直しにいくつかの提案をしており、ごみ分別細分化や、政府に対しても商品包装や使い捨てプラスチック製品を減らすために各界と協力するべきとしている。

 また、同団体のエリッサ・マクナマラ・プロジェクト部長は、「リサイクルしやすくするためには物資の流れをクリーンにすることが大切だ。過去20年間、全てのリサイクリングごみを同じごみ容器に入れており、何の改革も行ってこなかった。ガラスが割れると紙や段ボールにガラスの破片が混じる。そうやって汚染されるとリサイクル資源の価値が下がることになる」と述べている。

 2018年に中国がリサイクル資源の輸入を禁止したのもそのようなタイプの汚染が原因だった。そのため、VIC州のリサイクルごみは塵芥埋立地に送られるか、倉庫に積み上げられるかしており、火災の危険も大きくなっている。

 他にも中間報告書は、現在埋立地行きの家庭ごみの30%以上を占める生ごみを低排出型発電装置で利用するなどの有効利用を提案している。

 VIC州では2000年から2018年までの18年間にごみの量が744万トンから1,450万トンへとほぼ倍増している。
■ソース
Recycling crisis prompts call to switch to six-bins system for Victorian rubbish collection

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