「定点監視でコロナウイルス感染検査範囲拡張」

連邦副主席医務官「クリーンな地区も定点監視で」

 国内新感染者は徐々に減ってきているが、感染源のつかめない市中感染が増えているため、連邦のポール・ケリー副主席医務官が、「国内のコロナウイルス検査範囲を広げ、これまでウイルスにさらされていないと思われていた地区や人口も対象にする」と発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ケリー教授は、「オーストラリアではこれまでに40万回の検査を行ってきた。これからは市中に埋もれている感染者を見つけ出す時だ。定点観測プログラムで危険にさらされているグループを検査していくことがこれからの課題だ」と語っている。

 さらに、「州・準州主席医務官グループは全国閣僚会議で検査を拡張していく戦略を考えるよう言われたことから、医務官会議で計画を検討した」と語っている。

 ケリー教授は、TAS北西部の病院で起きた陽性患者大発生で何百人という数の病院職員と地域住民が万一のため全員検査を受けることになった事案に対する対応策を例に取り上げて語り、「臨時ウイルス検査ラボの設立もさらに広げ、他の高リスク職場の従事者を対象にした比較的ランダムな検査も必要だろう。他の国ではスーパーマーケット従業員も検査している。ここでリスクのある職場というのは仕事で大勢の人に接しなければならないところであり、これまで検査対象としてみていなかったが、現実に感染例の可能性もあり得る」と語っている。

 4月18日午後の段階でオーストラリア国内の感染者総数は6,565人、死者は68人、ICU患者は55人となっている。

 ケリー教授はさらに、「高齢者施設でコロナウイルス患者が大発生していることは憂慮される事態だ。政府は介護職員全員に個人防護具が行き渡るよう調達に努力している。これまでほとんど起きていなかった高齢者介護施設は一旦感染が始まれば、職員を含めて一気に広がる可能性がある」と語っている。
■ソース
Deputy Chief Medical Officer flags expanding coronavirus testing regime

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