シドニー地区の「駐禁罰金コロナウイルス猶予」終了

違反切符収入が10自治体で80%低下

 コロナウイルス蔓延防止の社会規制に伴い、NSW州内各所で駐車禁止違反処罰が緩和されていたことで州全土で2020年4月の違反通告書発行件数は2019年同期に比べて75,000件減となっている。

 5月26日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 今週で駐車禁止違反その他の違反猶予が終了し、以前通り厳しい取り締まりが始まる。

 シドニー都市圏ではモスマン、サザーランド、シドニー、ノーザン・ビーチーズ、ウェイバリーなどは違反通告書発行件数が前年同期の10%に満たなかったが、ベイサイドなどでは前年同期の3分の2程度だった。

 シドニー市は、2020年3月に、「駐車違反に対していつもより柔軟かつ寛大に対処する」と発表し、2019年4月に比べると21,000件減っていた。そのシドニー市が、「すべての市民が安全、公平、平等に駐車できるよう、今週から全面的な駐車規制執行を再開する」と発表している。

 シドニー湾北岸のモスマンでは罰金件数が2019年4月の1,461件から今年は25件に激減しているが、その理由としてカウンシル・レンジャーが社会的距離その他の社会規制実施のパトロールに従事したことや通常よりも違反駐車が少なかったことなどが挙げられている。

 シドニーの南、ボタニー湾に面したサンスーシ、からマスコットまでの地域を抑えるベイサイド・カウンシルでは、2019年4月実績2,646件に対して2020年4月には1,770件と、昨年のほぼ3分の2程度にしか下がっていない。

 ノース・シドニーでは主として住民の苦情に基づいた交通安全違反通告やショッピング・エリアの駐車交代を促す駐車違反取り締まりを重点にしていた。

 ただし、歩行者協議会のハロルド・スクラビーCEOは、「カウンシルのレンジャーは、駐車メータ切れは遠くからでも発見するくせに、横断歩道をまたいで停まっているセミトレーラーの取り締まりは一向にしない。その他にも、住宅地区、住民税納税者や有権者は敬して遠ざけるという不文律がある」と語っている。
■ソース
Sydney parking fine breaks to end after 80 per cent drop in tickets

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