コロナウイルス・アップデート -2- 2020年7月19日

NSW州市中感染増加、警戒緩める市民に警告

 7月19日、シドニー都市圏南西部カシュラのパブから広がったコロナウイルス感染者は三次感染を巻き込んで次第に数を増しており、一方、感染源の判明しない市中感染も出ている。そんなさなかの日曜日には大勢の市民が再びボンダイ・ビーチに押しかけたことが報道されており、社会規制が緩和されたことで市民の警戒心が緩み始めている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 NSW州の保健当局では、パブ、レストラン、家庭、ジムなどを通して感染が広まっていることを懸念し、不要不急の旅行や社交的集まりを避けるよう呼びかけている。7月19日にはあらたに18人が陽性と判定されており、ジェレミー・マカナルティ副主席医務官は、「依然として市中感染が増えており、州民はウイルスの広がりを防ぐためこれまでの努力を倍加してもらいたい」と語った。

 5月にクロバー・ムーア・シドニー市長とNSW州政府のアンドルー・コンスタンス運輸相が提唱した臨時サイクリング・ロード案に対して、自由党系市議や市民から、「住民との話し合いがない」として反対の声が挙がっている。このサイクリング・ロード案は、コロナウイルス蔓延期間に公共交通機関などを避けるために自転車通勤する便宜を提供するというものだが、住民の間からは、「路上駐車スペースを削ってのサイクリング・ロードは高齢者や体の不自由な人々の自動車利用を妨げる」とする反対論が出ている。

 7月20日から州の新学期が始まるため、公共交通機関はさらに利用率が高まり、コロナウイルス感染リスクが高まることが懸念されている。そのため、州運輸局では増便で応えているが、それも限度があるとしている。

 NSW州の新陽性者18人の内訳は、最初に感染を広げたカシュラのパブ、クロスローズ・ホテル・クラスターから広まったプラネット・フィットネス・ジム関連が1人、ウェザリル・パークのタイ・ロック・レストラン客が4人、さらにレストラン客1人の濃厚接触感染が1人などで、キャンベルタウンに近いスプリング・ファームのウールワースの社員1人が陽性と判定され、スーパーマーケットは休業して店内の消毒を行っている。また、7月13日にNSW南部海岸ベイトマンズ・ベイのソルジャーズ・クラブを訪れ、2日後にアルビオン・パークのマクドナルドを訪れた男性と十代の子供が陽性と判定されている。また、17日には海外帰国者4人がホテル隔離中に陽性と判定されている。
■ソース
Coronavirus Australia update LIVE: Victoria sees COVID-19 spike continue with 363 new cases and three more deaths, NSW advices against non-essential travel, Australia death toll at 122

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