グリフィス大学チームがカナダとオーストラリアで治験

画期的な連鎖球菌感染予防ワクチンの開発

 QLD州ゴールドコーストのグリフィス大学研究チームは連鎖球菌感染症予防ワクチンの開発を進めており、間もなくカナダとオーストラリアの2箇所のクリニックで治験を始める予定になっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 最近、QLD州最北部、ケープ・ヨーク半島で子供5人が連鎖球菌感染症と診断されており、軽い擦り傷からでも細菌が入り込んで病気を引き起こすことが知られている。

 同研究チームは20年間以上もかけて連鎖球菌ワクチン開発に取り組んできており、これまでにマウスを使った試験を続けてきた。同大学のマイケル・グッド教授は、「連鎖球菌ワクチンはとくにオーストラリアの遠隔地コミュニティで重要な役割を果たすことになる。オーストラリア先住民族の連鎖球菌感染症発病率は世界でも最悪の水準にある。だから、オーストラリアで私達がこの病気に真剣に取り組み、その予防と治療でできる限りのことをしなければならない」と述べている。

 連鎖球菌は様々な合併症を引き起こし、腎臓や心臓の健康に大きな被害を与えることがある。たとえば連鎖球菌感染症は子供のうちからリウマチ性心疾患を引き起こすことがある。早死の原因になるだけでなく、重大な障害を残すことがあるのであり、ワクチンでそのような現状を変えることができるはずだ」と述べている。

 ケープ・ヨーク半島の5人の小児患者発生を受けて、地元病院と保健局がウエイパ、マプーン、ナプラナムのコミュニティの子供300人の健康診断を行っている。

 グッド教授は、「連鎖球菌感染症は、忘れられた病気であり、世界各国の保健当局がもっと重大視していいはずだ。世界中でマラリアと同じくらい死者を出しているが、その治療の研究にはあまり関心が持たれていない」と述べている。
■ソース
Potential vaccine for streptococcal infections to be trialled in two clinics in Canada and Australia

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