雹、サイクロン、ブッシュファイアがさらに激しく頻繁に

IAGと米大気研究センターの共同発表

 最近の研究で、このまま気候が温暖化するとシドニーやメルボルンの気象は、雹の降る嵐がさらに激しく頻繁になり、現在、QLD州より南にはほとんど来ることのない熱帯性サイクロンがさらに南下するようになり、オーストラリア一帯でブッシュファイアのリスクが高まることになることが報告されている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 この研究はオーストラリア最大の保険会社の一つ、IAGと米大気研究センターが共同で発表したもので、大気温が3度上昇したと仮定した場合の気候変化を割り出している。

 報告書は、「気候変動は未来のことではない。これまでの摂氏1度の温暖化だけですでに気候や気象の極限値に変化が起きていることが測定できる」と述べている。

 たとえば、過去10年でパース、アデレード、メルボルンでは大規模な雹被害の増えていることを保険請求データから読み取ることができる。

 気温と海水温の上昇でエネルギーと水蒸気量が増えるため、これが雹の原因になる。NSW州のハンター地域辺りからACTを通り、VIC州メルボルンに至る地域では現行の雹気候条件に大きな変化が予想されている。

 また、海水温の上昇は熱帯性サイクロンのエネルギー源になるため、1950年代のサイクロンと比べるとカテゴリーで一級上昇してきている。また、熱帯性サイクロンが到達する地域も次第に南下してきており、この傾向は今後も続くものと思われる」としている。

 気象庁(BoM)が既に明らかにしているのは、気温、風速、湿度、旱害などが原因でブッシュファイアのリスクが高まっている。
■ソース
Hail, cyclones and fire: Extreme weather risks on the rise

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