ホーム・スクーリング①/オーストラリア教育あれこれ

オーストラリア教育あれこれ
ホーム・スクーリング①

Q: 来年から学校に通う子どもがいます。子どもは強いアレルギー疾患があるので、最近よく聞くホーム・スクーリングも考えようと思っていますが、どのようにすれば良いでしょうか?

 ホーム・スクーリングはオーストラリアでは、「学びの1つの選択肢」として世間に周知されていますが、日本ではここ10年ほどでよく耳にするようになり、「オルタナティブ・スクール」と呼ばれる学校も増えています。

  NSW州では、「NESA(NSW Education Standards Authority)」のサイトにホーム・スクーリングのページがあり、ガイドラインやホーム・スクーリングをサポートする団体名などが紹介され、制度がきちんと整えられています。

 以前、補習校での教師時代、クラスの生徒に重度の小麦アレルギーのお子さんがいて、ホーム・スクーリングを選択していました。その他いろいろな理由で学校に通わない選択をする人がいると思いますので、その手順を見ていきましょう。ただ、僻地(へきち)に住んでいて通えないというようなお子さんは、ホーム・スクーリングとは違うカテゴリーとなっています。

 手順としてはまず、お子さんが学齢期であればNESAに申請することが最初です。申請するためには、以下のようなことが求められます。

  • 教育プログラムがNESAのシラバスに沿っているか
  • プログラムが子どものニーズに沿っているか
  • プランやホーム・スクーリングの指導・実践の記録方法など相応しいシステムが整っているか
  • 時間、環境、教材などがNESAのシラバスをカバーし、ホーム・スクーリングをするのに相応しいものか

 指導/学習方法は、上記のNESAが示す要求を満たしていれば家族や子どもに合わせて自由にプランすることができます。理論を中心としたもの、アクティビティー・ベースのもの、市販のもの、家族や子どもに合わせた独自のもの、これらを少しずつ取り入れたものなどさまざまです。

 NESAのシラバスを満たすものとしていますが、学ぶ順番などは必ずしも同じでなくても構わないとしています。「Early Stage」から「Stage 6」までのシラバスをカバーすれば大丈夫です。必ずしも保護者が教えず、塾やオンラインなど外部に委託しても構わないようです。NESAのサイトにはプログラムや記録方法のサンプルも載っているので参考にしてくださ

回答者

内野 尚子

内野 尚子

在豪24年。デイケア、プリスクールAuthorized Supervisor、補習校の教師兼代表を経て2007年Universal KIDS設立。19年よりオンライン・スクールJWAで保護者向け「家庭教育講座」「子育て講座」を随時開講。
Web: ユニバーサルキッズ:universalkids.com.au、日本語継承ワールドアカデミー:https://1x4jwa.com

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