6人のエージェントに聞いた学ぶ基本

6人のエージェントに聞いた学ぶ基本

理想の自分になるため、良い人生を送るため‐‐。年齢を問わず学んだことを毎日に生かすことは、常に意識しておきたいところ。平坦な毎日を繰り返している…と考えている人がいるのであれば、ここオーストラリアで新たに学ぶことをスタートさせてはいかがだろうか。留学先として多くの人に選ばれるオーストラリアは、学ぶ環境としてたいへん恵まれている。そこで今回はオーストラリアの教育について6人のエージェントに話を伺った。学ぶ機会を逃さないために、学ぶための基本をご紹介していく。

取材・文=市毛綾(編集部)

世界中から人気な理由は?

オーストラリア政府の統計によると、オーストラリア全体の各国の留学生数は30万人を超え、前年同期比で27%ほど増加。シドニーの都市部だけでも5万人に及び、世界83都市中で1位(※1)に選ばれている。また、日本人が選ぶ留学先として、オーストラリアは世界で4番目(※2)だ。

その理由は国を挙げて、留学生に多様な学習の選択肢を提供しており、1,200以上の教育機関と2万2,000以上のコースから広く、あらゆるレベルの教育が受けられるところにある。また、履修科目、履修期間にかかわらず、オーストラリアの法律では、質の高い教育と留学生の保護を推進しているのだ。

「母国語が英語である国の中で、アメリカやイギリスと比べても国立の大学で安定した教育が受けられ、費用も手が届きやすい大学がそろっていること。また学生ビザでも働けるという点で、学びながら自分で生活費を補うことができるのはオーストラリアで教育を受けることの魅力ですね」と話してくれたのはトラトラ・オーストラリア総合情報センターの幡地淳さん。自身が「学びたい!」と思い立った際に、学生として日本以外で暮らすには、学費、各ビザ費、生活費が必要になる。それだけの貯金がない場合にもローンなどの選択肢はあるが、少しでも負担は減らしたいところ。その点、オーストラリアでは2週間で40時間までの労働が認められているというのは大きなメリットだ。

実際に大学での就学をしているというエデュ・オセアニアの村上由佳さんは「実際に通ってみて、カリキュラムの充実や講師陣には本当に満足しています。またインターナショナルな学校で学びながら、同時に働けることで普通の生活ができるのは嬉しい点ですね。多国籍な国ならではの人の受け入れられ方だと感じます」と話してくれた。

私たち日本人が、外国人として学ぶということを考えた際に、歴史的な移民受け入れを背景とした多文化社会、安定した教育と生活水準が整っている点など、外国人として暮らしやすい環境があるのも利点である。

 

学ぶ前に将来のビジョンを明確にする


国際色豊かな学校で学べる

ではどうやって学びたい気持ちを具体化していくかというと、「まず自分が一体どういった状況にいるかという現在地をはっきりさせ、目的は何かを考えることが大事」だと、エクセル・エデュケーションのヨンさんが答えてくれた。

「現在までに経験してきたことと英語力、そして費用面の把握。そして一番大切なのはこれからどうなりたいか。今までの経験を生かしたキャリア・アップだったり、キャリア・チェンジだったりさまざまですが、皆さんが秘めているものを一緒に発見していくと同時に選択肢や可能性を広げるお手伝いをできたらと思っています。オーストラリアで“学ぶ”ことは、将来の自分への投資になりますから。その後きちんと生かせるように一緒に考えていきます」

エミクの大澤さんも「まず将来どうなりたいかというビジョンを明確に。弊社にはビザの専門家もいますので、学びながらなりたい自分になるために、どうビザの条件を整えて暮らしていくか、また頻繁に変わるビザの情報についてもお話していきます。オーストラリアで学べる選択肢は多いです。未来のプランに向けて、成長と夢の実現ができるよう、サポートしています」と話してくれた。

自分で調べることはできるが、それぞれに強みを持つエージェントに話を聞くことで、より明確な将来像が描けるようになるはず。そして広い選択肢が用意される中で一番大切なのが、自分がどうなりたいかということ。未来の自分の像への覚悟を決めたら、今の自分がどんな状況にあるかをきちんと把握する必要がある。

エクセル・エデュケーションのアサミさんは「将来携わっていきたいジャンルを明確にしたら、具体的に学校について考えていきます。まず、自分の英語力、資金により入学できる学校は変わってきます。英語力に関して言えば、学校により異なりますが入学の目安は専門学校では英語能力試験“IELTS”の5.5以上、大学ではビジネス系の学科だと6.0〜7.0程度です(医療、教育、ジャーナリズムなどを例としたコースでは高い基準になる)。大学のファウンデーション・コースから始める人もいますが、レベルに達していない人で語学学校や大学付属の語学学校で英語力を身に着ける人も多くいます」

さらに、自分がしている生活の中で週にどれくらい通えるのか、自分のビザをどの種類にするのか、どのくらいの期間通うことができるかなどの問題をクリアにしていく。ちなみに先ほどの「IELTS」について0.5スコア・アップさせるには、個人差はあるが8週間程度語学を学ぶというのが一般的な指標になるそうだ。

 

オーストラリアの大学事情

オーストラリアには、現地で創立された大学39校、海外の大学2校、私立の専門大学1校の合計42校があり、ほかにも多くの教育機関で学士、修士課程などの高等教育コースが提供されている。

世界大学ランキングでは、オーストラリアの大学7校がトップ100にランクインし、特に人文学、医療、工学、生命科学、自然科学、社会科学などの分野で高い評価を得ている。また、オーストラリアで学んだ約250万人の卒業生が世界を舞台に活躍しているのは、オーストラリアに限らず世界中でキャリア形成を考えている人にとって心強い。

取得できる大学の学位には主に学士、修士、博士号があり、そのほかにもさまざまな資格が取得可能だ(下図)。

学位の種類と履修期間

エミクの大澤美香さんはこう話す。「2年以上の学位(degree)を取得すると、条件により2年間のグラジュエイト・ビザを取得でき、そのビザで働くことができます。こうして、その後のキャリア形成につなげることができる点はいいですね」

 

専門的な力が身に着く専門学校

日本でイメージする専門学校というよりも、より専門的に仕事にすぐ生かせるよう学ぶのが職業教育訓練(VET)で取得する資格だ。卒業後すぐの就職や、高等教育への進学の第1歩とする場合に役立つ。実践に基づいた知識を得られるので、高校を卒業したての青少年から社会人まで、多くの人が通っている。VETの資格は、テイフ(Technical and Further Education=TAFE/職業訓練専門学校)と呼ばれる政府機関と、民間の機関が提供している。テイフは政府と業界の提携によって運営されており、実社会に基づいた知識や技術が得られることで知られている。

エデュ・オセアニアの原田奈保美さんは「コースについてもほとんどの職業を網羅しており、NSW州のTAFEだけでも130を越えるキャンパスがあります。生徒もコースによりますが、アジアやヨーロッパからやって来る留学生が多い傾向があります。自分の専門性を高めたい人にお薦めです」と話してくれた。

教師陣も各業界での実務経験があり、オーストラリアで働くことに関する最新情報が提供されるところも魅力だ。入学にはIELTS5.5〜程度が必要になる。

資格の種類

 

目的により選べる語学学校

英語力をさまざまな角度から高めていくことができるのが語学学校だ。それぞれの目的に合わせて多種多様なコースが用意されている。英語力全般を上げる一般英語コースから、看護やビジネスなどの専門英語のスキルを磨く、専門英語コース、英語能力試験で世界的に基準として使われるIELTS、日本での就職の際に指標にされるTOEIC、TOEFLなどの対策コースもある。全体的な目安の予算としては「週250〜00ドルの授業料に教材費・入学金200〜600ドル程度です」とエミクの大澤さん。またエクセル・エデュケーションのアサミさんは「本当にたくさんの種類の語学コースがあります。選ぶ前の目的を明確にし、講師やカリキュラム、アクティビティーや施設、サポート内容を見比べ、決めていくのが良いでしょう」と複数の学校から選ぶことをお薦めしてくれた。

 

協力エージェント一覧

左アサミさん
右ヨンさん
エクセル・
エデュケーション

大澤美香さん
エミク・オーストラリアン
ビザネット

幡地淳さん
トラトラ・オーストラリア
総合情報センター

原田奈保美さん
エデュ・
オセアニア

村上由佳さん
エデュ・
オセアニア
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