アーサー・ストリートン回顧展

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アーサー・ストリートン回顧展

オーストラリア印象派の代表的アーティスト、アーサー・ストリートン(1867年~1943年)の回顧展は11月7日より2021年2月14日まで開催しています。100年以上も公開されていない作品を含む150点を公的、私的機関から集めたストリートン展としては最も重要な展覧会です。
Arthur Streeton Land of the Golden Fleece1926 oil on canvas, 92.3 x 146 cm Private collection, Sydney Photo: Jenni Carter, AGNSWArthur Streeton Land of the Golden Fleece1926 oil on canvas, 92.3 x 146 cm Private collection, Sydney Photo: Jenni Carter, AGNSW

2020年のアーチボルド展、その優勝作品には人種偏見にはっきりとした姿勢を示し話題にのぼったフットボール選手、アダム・グッズと自分自身を描いた、ヴィンセント・ナマジラの“Standstrongforwhoyouare”が選ばれました。優勝したナマジラは99年の歴史を誇るアーチボルド展において、初の先住民アーティスト優勝者です。毎年興味深い話題を提供するアーチボルド展は来年1月10日まで。

いよいよ「アーサー・ストリートン回顧展」が始まりました。「外光」制作を取り入れたハイデルバーグ派と呼ばれるオーストラリアの印象派グループの創始者の1人、アーサー・ストリートンの素晴らしい、光、大地、海を喚起する絵画は多くの人びとに今も変わらず永く愛されています。

1880年代の燦々とした陽光を捉えた印象派風の風景画、90年代には喜びに満ちたシドニー湾の様子、更に牧歌的な生活を描いた1920−30年代の絵画はこの国の独特な環境印象を定義し続けています。ストリートンの自然環境主義は20年代にヨーロッパから帰国した当時に制作された作品に、現在我々が緊迫した議論をかわす自然破壊を先見したものとして表されています。

深く愛好されたこれらの作品に、ヨーロッパ各地でまた第一次世界大戦の従軍画家として活躍し制作した作品を加えた展覧会は私たちに新たな発見を与えてくれるでしょう。ストリートン回顧展としては、100年以上も公開されなかった作品を含む150点以上の様々な作品を集めた大変に見応えのある展覧会です。

(執筆者=チョーカー和子・コミュニティアンバサダー)

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