オーストラリアの乗り合い船事情!

クイーンズランド州の釣り情報 第167回
オーストラリアの乗り合い船事情!

こちらの釣り船は和船と違ってクルーザー・タイプ

 日本での乗り合いシステムの釣り船は、公共交通機関のように乗客が1人でも出船してもらえ、釣りに行きたい時に手軽に利用できるのが特徴です。一方、オーストラリアの釣り船の多くは乗り合いシステムがなく、貸切チャーターが基本になっています。

 ただし、シドニーやゴールドコースト、ケアンズなどの観光都市では、観光客向けに1人でも参加申し込みができる乗り合い船のような観光客向け釣りツアーが運用されています。ホテル送迎付きのツアーが多く、何の道具も必要なく身1つで参加でき、釣れた魚も船上で内臓やうろこを掃除してビニールに入れて持ち帰らせてくれるという、まさに至れり尽くせりのサービス。オーストラリアの海原に釣り糸を垂らしてみたい観光客には人気があるようです。

 一般の釣り船は貸切チャーターが基本ですが、チャーターの予約が必要なく、参加希望者が何人か集まった時に1人幾らという乗り合い船のような形式で集客する船もあります。こういった釣り船は観光客向けではなく、現地在住の釣り好きが参加してきますので、結構本気で釣らせてくれるものです。特に観光地から少しだけ離れた地域から出船する釣り船が穴場でお薦め。ゴールドコーストでは南のニュー・サウス・ウェールズ州北部や近郊のブリスベン、そして北部のサンシャイン・コーストなどの船が少ない地域の釣船は、釣果に恵まれることが多いでしょう。

 釣り方は全員が狭い片かたがわ舷に肩を寄せ合うように並び、船で用意された同じ重さのオモリと太さの糸の仕掛けを海底まで沈め、何か異常や重たく感じたら巻き上げるという方法です。餌もデッキ・ハンドが付けてくれ、釣れたら針から外して魚もクリーンにしてくれるといったサービスは同じなので、こちらも手軽に参加できます。ただ観光客向けの船と違って遠くのポイントまで航行するので、時間も長く、そして料金も高くなることが多いのが欠点です。

このコラムの著者

フィッシング・ライター:金園 泰秀

フィッシング・ライター:金園 泰秀

東京のIT関連会社のシドニー駐在中、オーストラリアの大自然に魅せられ役員職のサラリーマンから一転スピンアウトし、子供の頃からの趣味だった釣り
業界の世界に飛び込み、日本の釣り技術の紹介や当地の釣りを全世界に発信してきた。現在は趣味としての釣りやセーリングも楽しんでいる。

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