Vol. 29 番外編:東京セブンズ2013

Go! ワラビーズ in Japan
東京セブンズ

Go! ワラビーズ in Japan

Vol. 29 番外編:東京セブンズ2013


 日本ラグビー界では現在、オーストラリア、ニュージーランドなど世界の強豪チームでの代表経験を持つ選手が多数プレーしており、日本のレベルアップにひと役買っている。そこで、かつて豪州で活躍し、現在は日本に舞台を移した元ワラビーズの選手たちについて日本からリポートする。文=山田美千子/写真=山田武

新シーズンがスタートした日本。しかし、ラグビーに関するニュースはまだ少ない。

その間隙を縫うように3月30・31日の2日間、HSBCセブンズ・ワールド・シリーズ東京セブンズ2013が開催された。

昨年の東京ラウンド優勝チームである豪州とイングランドの戦いで熱戦の火蓋が切られた。開始29秒でイングランドにシンビン(2分間の退場)が出るなど初戦から激しい試合となったが26—19で豪州が勝利。しかし、ケガのジェンキンス選手に代わってキャプテンを務めていたパラヒ選手までもが負傷し戦列離脱。連覇に向けて厳しい状況となった。しかし豪州はアルゼンチンに31—0で勝利。サモアに14—26で破れ、プールDの2位で決勝トーナメントへ進出した。

決勝トーナメント初戦はフィジー。豪州は開始2分過ぎに先制トライを奪うと後半もチャンスをしっかり生かして21—12で格上フィジーを下した。準決勝NZに17—35と破れたが、3位決定戦では31—7でフランスを下した(優勝は南アフリカ、2位NZ)。

豪州チームの中で特に輝いていたのがNo.8のジェームス・スタナード選手。ついこの間まで豊田自動織機に所属していた日本にも馴染みのある選手だ。

「この大会で一番印象に残っているのはフィジー戦。香港で負けたフィジーに最後の最後で勝てたのは嬉しかった。ドロップキックでゴールを決めるのはバウンドの方向が変わることもあるので難しいね」。試合後に見せてくれた笑顔も正確なキック同様に魅力的だった。

また、オコナーHCにも話を伺った。

「昨年は試合に出場できるコンディションの選手は8人。今年は9人いたのでその点は良かったが、成績は残念ながら昨年を下回ってしまった。豪州ではセブンズはまだそれほどポピュラーでなく、国際レベルの大会に出場できるチャンスも少ない中、東京ラウンドから合流した3人もよくやったと思う。ケガをしたジェシー(パラヒ選手)に代わってコーン(フォーリー選手)もチームをまとめてくれたし、ジェシーも練習やロッカールームで良いサポートをしてくれた。若い選手たちなので、将来、スーパーラグビーやワラビーズで活躍する選手がいるかもしれないね」

一方、日本は初戦のカナダ戦、決勝ラウンドでのポルトガル戦で2勝を上げた。大きな進歩だ。優勝した南アフリカのHCも「セブンズに関しては、サイズでなく、小柄でもスピードのある選手、スペースを見つけて走っていける選手が必要」と語ってる。まさに日本向きではないか。セブンズは「スピード感、展開の速さが魅力(オコナーHC談)」なのだ。

五輪種目になったことで今後どのようにセブンズ勢力図が塗り替えられていくのかも非常に楽しみだ。

 幌北学園 blancpa novel-coronavirus nichigowine  kidsphoto

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