【税とビジネス】オーストラリアでビジネス~起業塾~(その1:ビジネス・プラン)


オーストラリアでビジネス~起業塾~
(その1:ビジネス・プラン)

ビジネス・アイデアはあるが、何から手を付けて良いか分からないという場合の初めの一歩です。起業に当たり、突発的な無計画の見切り発車には、大して稼げずに終わってしまうなどのリスクが生じます。

そこで、ビジネス・プランを書くことをお勧めします。むしろぜひ書いてもらいたい。ビジネス・プランの多くは銀行に融資を受ける場合や、投資家に出資してもらう場合に自分のアイデアを売り込むために使います。当然ですが、人がお金を出す際は貸す、出資するビジネスの計画が見えてこないとお金を出す方も出しづらくなります。

しかし、ビジネス・プランの大きな目的は自分でアウトプットすることで、漠然としている自分の頭を整理し、掘り下げていくことを可能にします。ビジネスに限らず物事には計画が必要です。計画が漠然としていて、具体性、採算性も考えずにビジネスを始める方が、リスクが高くなるのは容易に想像がつくでしょう。

私もMBAの授業でビジネス・プランを数個書きましたが、実際アウトプットしようとしてみると計画に具体性がないことに気付かされます。

ビジネス・プランの主な項目
①Business Overview:ビジネスの骨組み、概略、②Marketing Plan:どのようにマーケティングしお客様を獲得するか、③Operations Plan:ビジネス遂行のシステム、④Financial Plan:採算、予算の計画、⑤Risk:考えられるリスク

上記をさらに掘り下げた項目
◆ビジネスの目的、ビジネス・モデル、テーマ、ミッション、商品、サービス、業界、◆どのようにお客様を獲得していくか、値段設定、広告、◆ビジネスを遂行する上での課題、障壁、◆人材発掘、調達、◆ライバル、関連する法律、ライセンスの考慮、◆予想売上、かかる費用、収益があるか、お金の調達先、◆法律の変更、参入障壁など考えられる危険な要因

つまり、簡単に言うと、「なぜ、どこで、何を、いくらで、どれくらい、いつまでに売り、そのためにどれくらいの人が必要で、結果どれくらい儲かるのか」を考えることです。金融機関、投資家に渡すものでないのなら、きれいな体裁にする必要もありません。あくまで目的は自分の計画の整理、具体化です。

ただ、注意しなくてはならないのは、ビジネス・プランは目的ではなくビジネスを行うための道具、手段です。口では言っても行動に移せない方も多くいます。最初に行動力、決断力があって始まります。さあ、扉を開くのはあなたです



賀谷祥平
◎競馬騎手、Ezy Tax Solutions Pty Ltd代表取締役。豪州公認会計士、米国公認会計士、登録税理士。James Cook University MBA、University of New England会計学修士、上智大学経済学部卒。2001年上智大学在学中に、騎手を志し豪州の競馬学校に入学。03年、NSW州Coffs Harbour競馬場にて騎手デビュー。現在はNorth QLDで騎乗している。
Web: www.facebook.com/shoheikaya

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