2日間の大熱戦、大健闘を見せたパナソニック──ラグビーテンズ(2)

 2日間のラグビー天国”と銘打って開催されたブリスベン・グローバル・ラグビーテンズ。11日、12日の2日間に渡って、スーパーラグビー(SR)11チーム(豪州5チーム、NZ5チーム、南ア1チーム)、それに日本からのパナソニック・ワイルドナイツ、フランスからトゥーロン、サモア代表という世界各国の強豪14チームがしのぎを削った。

 “ラグビー天国”は、折からの熱波でヒートアップ。会場のサンコープスタジアムは、連日、選手や観客の高まる熱気に合わせたかのような40度近い酷暑に見舞われた。その暑さの中を走り回る選手達にとっては、非常に過酷な条件の中での大会となったが、観客はテンズという新しいフォーマットの持つ魅力を堪能、会場は大いに盛り上がりを見せた。

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 「選手たちの移動用バスにデコレーションされたスター選手の姿が大会をアピールする(Photo:Taka Uematsu)」

 2日間に渡る文字通りの“熱戦”の中心は、やはりニュージーランド勢。ファイナル進出のベスト8の過半数を占めると、実にベスト4に3チームが残り、最終的に昨季のSRの覇者チーフスが貫禄を示して同大会の初代王者に輝き、世界有数のラグビー大国の底力をいかんなく見せつけた。

 日本勢では、パナソニック・ワイルドナイツが初日の2戦を連勝(対ワラタス 15‐5、対レベルズ 17‐12)して、予選通過を確実にして会場を沸かせた。2日目は、予選の3戦目に大敗(対チーフス 5‐33)も予選グループを2位で通過、堂々のベスト8入りでファイナルに進出。ファイナル初戦の準々決勝では、クルセーダーズに大善戦むなしく7‐12で屈して、敗退が決まった。

 パナソニックの今大会での活躍はスタンドの観客を大いに沸かせた。スピードあふれる展開、体格差をもろともしない低いタックルのディフェンス。“アンダードッグ”を応援する傾向が元々強い現地のファンは、実際のパナソニックの戦いぶりに魅了され、試合後に整列して深々と一礼をするチームには惜しみない拍手が送られた。

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「大会随一のグッド・ルーザー、パナソニック・ワイルドナイツ。果敢な戦いぶりが現地のファンの心を掴み、敗退決定時にも万雷の拍手で送られた(Photo: Nino Lo Guidice)」

 日本が誇る五郎丸歩が所属するトゥーロン。こちらは、五郎丸自身が「タフな戦いだった」と振り返ったように、パナソニックの大健闘とは対照的に大会を通じて厳しい戦いぶりに終始した。3戦3敗で予選通過は叶わず、ポイント、得失点差でも参加チーム内で最低の数字を残すなど、その苦戦が浮き彫りになった。過酷な移動、気候差、時差、登録人数の少なさ、余りに多くのハンデを背負っていては致し方ない部分もあったが、個人的にも目立って活躍を見せれれなかった五郎丸は「ピッチに立ってからは条件は同じ。言い訳はしたくない」と唇を噛んだ。

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「見せ場少なく敗れた直後の会見で硬い表情を見せる五郎丸(Photo: Nino Lo Guidice)」

以下では、日本勢の戦いぶりやファンの様子など、2日間の熱戦を写真と共に振り返っていきたい。
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