NSW州政府、ウーバーXを合法化

乗車税でタクシー免許所有者補償

 NSW州のタクシーは、タクシー免許所有、タクシー所有、タクシー司令、運転手がそれぞれ独立した実体という複雑さがある。そこにウーバーXが法の隙間を縫って市民権を得始めた。一旦は非合法化に向けて動き、ウーバーXの運転者が処罰される事態も起きたが、12月17日には、NSW州政府がウーバーXを合法化し、代償として乗客から1回の乗車につき$1を徴収し、これを財源としてタクシー免許所有者に補償するという案が出されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NSW州政府閣議で決まった内容は、ウーバーXの合法化、タクシー・プレート所有者には1枚あたり$20,000、総額で2億5,000万ドルの補償をする。その財源として、ウーバーXの乗客から1回の乗降ごとに$1の税金を徴収することになる。

 2016年初めから5年間の時限立法として施行されるこの特別税は、タクシーと乗り合い自動車業者に課せられることになっており、アンドリュー・コンスタンス運輸相は、「根本的な改革でタクシー、ハイヤー・カー関係の50法制が廃止され、タクシー、乗り合いの料金は大きく下がる見込みだ」と発表しているが、同時に、「業者が特別税負担を乗客に転嫁することは大いに考えられる」ことを認めている。

 また、ウーバーXは12月17日より合法化されており、タクシー免許所有者には2万ドルが補償されるが、複数免許所有者の場合には合計で4万ドルが補償上限となる。

 コンスタンス運輸相は、利用者はテクノロジーの発展に合わせて進んでいる。政府も業界も同じようにテクノロジーに合わせて変わるべき時だ」と語っている。

 労働党、緑の党はこの決定を歓迎しているが、危惧も表明しており、業界でもまだ賛否こもごもの反応を示している。
UberX legalised in NSW: compensation for taxi plate owners

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