デリバリー・ライダーら、報酬カットと無保護待遇に抗議

ウーバー、デリバルー、フードラに「生活できない金額」

 ウーバーイーツ、デリバルー、フードラなどレストランやファースト・フード店と契約し、消費者の自宅に料理を配達するビジネスが現れているが、その手足となって商品を配達するのはビジネスと契約しているライダー達。

 3月14日、そのデリバリー・ライダー達が、ビジネスに対して賃上げと労働条件改善を要求してシドニー市内を行進した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 サリー・ヒルズに集まったライダー達は、このビジネスでライダーへの賃金や安全保障、疾病手当やスーパー年金などを監督する法制がほとんど存在しないことに、ビジネスの名前を織り込んだプラカードを掲げ、抗議の声を挙げた。

 料理デリバリー・ビジネスが揃って労使関係を変更し、時間給から出来高給に切り替えている。

 ライダーの一人、ジョシュ・クルーガーさんは、「始めた頃はまともな賃金をもらえて良かったが、それが時間あたり$7に切り下げられ、何の保証もない状態になった」と語っている。

 また、パトリック・プソツカさんは、「ライダーに対してもレストランに対してもデリバリー・ビジネスが実権を握っている。配達途中で負傷したという仲間も多い。自分でも走っていて目の前で車のドアが突然開く事故を2回体験している。

 NSW州労組のマーク・モレー書記長は、「シドニーの道路は危険だし、雨が降っている時はなおさらだ。それに疾病手当や危険手当もない。事故になって病院に運ばれると、会社の者がやってきて、自分達の会社で働いていることを誰にも言うなと口止めしている」と語っている。

 NSW州労組、運輸労組などの労働組合は、「デリバリー・ビジネスの責任を明確にする」規制を設けるよう連邦政府に要求している。

 一方、ビジネス側は、ウーバーイーツ社やフードラ社は、「デリバリー・パートナー達は、自分の都合のいい時間に稼げる柔軟な制度が気に入って契約してくれている」と回答し、デリバルー社は、ライダーは最低賃金以上の額を稼いでいる。また、ライダー全員にWorkCoverを用意している」と回答している。

 また、連邦政府は、「ギグ経済」の労働者を保護する法律はすでにある」と答えている。
■ソース
Delivery riders protest against Uber, Deliveroo, Foodora pay cuts and lack of protection

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