シドニー・メトロ、中央制御室でヒューマン・エラー

新メトロ鉄道の無人列車、最高90分の遅れ

 7月29日朝、シドニーに開通したばかりのメトロ鉄道が中央制御室の技術者のエラーで停止し、列車が駅外の区間で15分停車するなどの混乱になり、列車運行も最高90分の遅れが出た。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 事故原因は、同日午前9時20分に技術者1人が防火システムのガラスを割ったため、不燃性ガスが制御室に送り込まれ、制御室内から全員が退避する騒ぎになった。技術者がガラスを割った原因はまだ発表されていない。

 約90分の運行停止で73億ドルをかけたメトロ北西線全体で旅客・職員の避難が行われ、代替バスが同線に沿って臨時運行し、乗客を目的地に向けて運んだ。

 事故当時、ラウズ・ヒルからチャツウッドまでの36kmの区間で17本の列車が走っており、列車2本がトンネルの中で15分間にわたり立ち往生したが、その後、最寄りの駅まで移動、乗客全員がバスに乗り換えた。

 アンドリュー・コンスタンス州政府運輸相は、「事故はラウズ・ヒルの中央制御室で起きた。制御室に送り込まれたガスは不燃性で制御室の空気と入れ替わり、火事の酸素を断つように設計されているが、同時に人間を含めて生物も呼吸ができなくなる。このような消火施設は世界中の運輸システムで採用されており、ラウズ・ヒルの30人ほどの職員は部屋の酸素が無くなる前に部屋から避難しなければならない。

 コンスタンス大臣は、「職員がなぜ防火システムのガラスを破ったのかを調査することになる。このような事故から教訓を学び取り、改善につなげたい」と語っている。

 Transport for NSWのロッド・ステープルズ部長は、「制御室職員の避難や列車の停止などを含めてすべてが計画通りに応答しており、職員、乗客を含めてすべての人の安全が確保された。さらに、バックアップ・システムが動作し、システムを復旧させることができた」と発表している。
■ソース
Technician’s control room error causes metro trains to shut down

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