消費者機関、航空会社2社を提訴

「料金小出しで総合価格吊り上げ」

 公的な消費者保護機関、オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)は、低料金航空会社ジェットスター社とバージン社を「小出し価格吊り上げ」商法で訴えた。

 両社のオンライン広告は基本の航空運賃を非常に低く抑えて客を釣り、契約手続きを進めるにつれて、次々と現れるページで一つ一つ細かく料金が定められている。ジェットスターの場合、座席が指定できて料金がかかるようになっている。最終的に他の航空会社の料金と変わらない程度になってしまっても、客はそれまでにかけた手間と時間を考え、あきらめてそのまま航空券を購入してしまうことになる。

 ACCCは、「どちらの航空会社も、予約料金、サービス料金を適正に開示していない」と批判しており、ジェットスターの場合、国内フライト契約でジェットスターのクレジット・カードまたはペイパルで支払った場合を除き、$8.50の予約手数料が加算される。また、バージンの場合、予約サービス料金として$7.70が加算される。

 ACCCのロッド・シムズ委員長は、「ACCCの調査の過程で両社とも料金開示はかなり手直ししたが、このような価格小出し商法には問題がある。依然として広告には基本運賃を大きく表示し、最終的にいくらくらいになるかが明瞭に示されていない。このような商法は健全な競争や消費者にとってマイナスになる。正直に料金体系を予め表示する業者が不利益を受ける。ACCCは、他の業種でもこのような料金小出し商法を厳しく調査している」と述べている。

 ジェットスターのクレジット・カード・サーチャージについてはこれまでに45,000人が陳情書名ウエブサイトのchange.orgで署名している。

 これに対して、ジェットスターは、「サービス料金は乗客の契約時に正しく表示している。また、当社は目的地までの料金としては他のどの航空会社よりも安く提供している」と反論し、法廷でも受けて立つとしている。(NP)

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る