インフレ率、9月に上昇ながら中銀の目標値域内

暴風雨洪水で生産地被害が青果価格暴騰招き

 2016年第3四半期の消費者物価は、青果物、電力、タバコなどの値上がりで0.7%の上昇率となった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2016年第3四半期までの年間総合物価指数は1.3%で値動きの激しい商品を除くと1.5%となった。また、VIC、NSW州の青果生産地には暴風雨が荒れ、洪水に見舞われたことで果物は19.5%、野菜も5.9%の値上がりになっていた。

 アナリストは、「中銀は今年いっぱい政策金利を据え置く」と見ている。また、中銀が好んで使う、値動きの激しい商品の物価を除外した2種の値の平均も1.5%となっており、中銀の目標値域の2-3%からかなり下にそれている。それでも、この数値は中銀や市場エコノミストの予想と重なっており、年内の利下げはほぼ考えられないとしている。

 ABSの消費者物価指数発表で午前11時39分には豪ドルが米ドルに対して半セント上昇したが、この動きそのものが将来のインフレを強める結果になる。キャピタル・エコノミクスのアナリスト、ポール・デールズ氏は、「中銀は来年に入って再度利下げするだろう。また、住宅市場への懸念がインフレ率の低さと労働市場の軟化を相殺しており、年内は金利も1.5%で据え置きになるだろう」としている。

 ただし、「ドル高が輸入品のインフレを制限し、賃金上昇の低迷が国内市場のインフレを防いでいることになる。インフレがこのまま下がり続けると、政策金利も来年には1%程度に下がる可能性もある」と分析している。
■ソース
Inflation rises in September but remains below Reserve Bank target

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