豪の失業率、この地域第二位に悪化

IMFが今後2年間の状況を予測

 世界通貨基金(IMF)は、今後2年間の予測として、オーストラリアの失業率はフィリピンに次いでアジア太平洋地域で第2位の高さになるだろうと発表した。

 IMFは、オーストラリアの失業率を、2014年には6.2%、2015年には6.1%になると予測している。最悪のフィリピンはそれぞれ6.9%、6.8%となっている。また、オーストラリアの労働力人口はこの何か月か非常に流動的で、12年来の高率となっている6.4%と6.1%の間を揺れ動いている。

 国内エコノミストは、9月の失業率は6.2%になると予想しているが、IMFは最近の世界経済見通しでオーストラリアの経済予測をわずかに引き上げており、2014年の経済成長率を2.8%、2015年を2.9%としているが、長期平均かつ雇用を引き上げるのに必要な水準、3.25%をはるかに下回っている。また、鉱業投資の弱まりは輸出の伸びで相殺されていると分析している。

 しかし、世界の経済成長については前回の予想をわずかに引き下げ、2014年は3.3%、2015年は3.8%としている。また、世界経済はあやういバランスを取っているところだとしている。2008年の世界金融危機の後遺症で大きな債務から高失業率まで様々な問題を解決しなければならいが、同時に将来の見通しも立たない状況にある。成長率予測も下方修正され、それがまた今の信頼感、需要、成長率に悪影響を与えている。

 また、見通しについても重大なリスクが3つあるとしており、一つは長期に低金利が続くと国民世帯の借金が増えるなどのリスクがあること、さらに地政学的なリスクの要因が強まっていること、ただし、ウクライナ危機は広がりを見せていないが、中東の不穏な空気もまだエネルギー価格には影響が出ていない。ただ、今後どうなるか。悪影響が大いに予想される。また、ユーロ地域の経済回復が頓挫する可能性もあるが、ほとんど考えていないとしている。(NP)

http://www.smh.com.au/federal-politics/political-news/australias-jobless-rate-to-be-secondworst-in-asiapacific-region-imf-20141008-10rnq9.html

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