オーストラリアの郵趣家、インドの希少切手競り落とす

1948年のガンジー切手4片を85万5千ドルで

 世界でもっとも希少でもっとも謎に包まれているとされる切手をオーストラリアの匿名の切手収集家が$85,5000で競り落とし、世界新記録を作った。

 競り落とされたのはインドで1948年に発行された紫茶色のガンジー肖像の10ルピー切手の4片続きで、耳紙も付いている。また、各片に”SERVICE”の黒字が入っている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この切手の個人所蔵は世界に13枚が知られているのみで、この金額はインド切手としては最高額になる。世界で最高価格の切手は1856年に英領ギアナで発行されたマゼンタの1セント切手で950万米ドルで競り落とされている。

 この切手を売却したスタンリー・ギボンズでは、「このオーストラリア人切手収集家は世界の希少切手に投資しており、イギリスでもっとも数の少ない版番号77のペニー・レッドも所蔵している」と語っている。

 オーストラリアには本格的な切手収集家は1000人もいないとされており、また、これほどの額の切手を買える人物となるとさらに限られている。

 この切手は1948年に50枚シート2シートが印刷されたのみで、うち1シートはデリーの博物館が所蔵している。残り50枚のうち、所在が確認されているのは13枚のみで、うち4枚は英女王のロイヤル・コレクションにおさめられている。残りについては様々な憶説が流れている。また、最近ではインドの豊かな収集家がインド切手を買い集めており、一気に値上がりしている。

 切手収集の世界では、”on cover”(日本ではエンタイア)と呼ばれる、封筒やはがきに貼られ、消印を押された切手がさらに価値を持つことがある。このガンジー切手も、親戚の家でこの”on cover”を目撃したという人がおり、今、市場に出れば100万ドルは下らないだろうとしている。
■ソース
Philately incredible: Aussie breaks record, pays $850,000 for four Indian stamps

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