ジェフリー・ラッシュ、タブロイド紙を名誉毀損で訴え

「不適切な行為」報道で回復不可能な名声失墜と

 世界的に有名な俳優のジェフリー・ラッシュ氏(66)は、シドニー・シアター・カンパニー(STC)で女優に不適切な行為をしたという嫌疑がかけられており、一件が解決するまでとしてAustralian Academy of Cinema and Television Arts (AACTA)の会長の座を降りたが、12月8日にはデーリー・テレグラフ紙を相手取って名誉毀損の民事訴訟を行ったことを明らかにした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ラッシュ氏は「不適切な行為」を否定しており、民事訴訟でも同紙の報道についても報道内容が虚偽であるとしており、また、記事の書き方においても原告を貶めるようなほのめかしや誇張、中傷などを多用し、エンターテイメント界のみならず一般社会においても原告の評価を引きずり下ろそうとしている」と述べ、「そのため、回復不可能な名声失墜を招いた」としている。

 名誉毀損訴訟の対象になっている記事は11月30日付で同紙に掲載され、2015年のSTCの「リア王」公演の時期にラッシュ氏が不適切な行為をしたとしている。原告はそのような行為を否定し、「STCからは不適切な行為の訴えがあったこともその内容もまったく知らされていない」としている。

 ラッシュ氏の弁護団は12月8日付で連邦裁に提訴しており、第一被告としてデーリー・テレグラフ紙所有者のNationwide News Pty Limited、第二被告として記事執筆者のジョナサン・モラン氏を名指している。

 訴えに対して、デーリー・テレグラフ紙のクリス・ドア編集長は、「当紙は、ジェフリー・ラッシュ氏が不適切な行為を行ったとする訴えがSTCに出されたことを正確に報道した。法廷で防御する」と語っている。

 また、STCは、「不適切な行為」の訴えについて詳細を明らかにしなかったが、訴えが出されていることは認め、訴えた者が秘密裏に処理して欲しい、ラッシュ氏には知らせないで欲しい、また事件調査にラッシュ氏が関わらないようにして欲しいと希望していることを明らかにした。また、訴えについても、将来のラッシュ氏との契約についてもSTC側がどのような措置を取るかは明らかにしなかった。

 ラッシュ氏は、1997年に「Shine」の主演男優としてアカデミー賞を受賞し、また、2012年には博愛団体での活動とオーストラリアの映画・テレビ芸術界での活動を認められ、ジュリア・ギラード首相(当時)から「今年の国民」に指名されている。
■ソース
Geoffrey Rush files defamation suit against Daily Telegraph over ‘inappropriate behaviour’ claims

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