裁判に勝ったが、費用負担で負ける

「後悔していない」とホッキー財相

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙などフェアファクス・メディアでシドニーの自由党政治献金集金団体の実態が報道され、見出しやツイッターなどに「財相売ります」の言句があったことに対して、ジョー・ホッキー連邦財相がフェアファクス・メディアを相手取って名誉毀損で訴えていた民事裁判は、6月には、見出しやツイッターのタイトルなどが名誉毀損に当たるとして、フェアファクスに対して原告に20万ドルを支払うよう命じる判決が出ていた。この判決に伴い、裁判費用の負担率決定が待たれていたが、7月22日に裁判所がフェアファクス・メディアに対して、原告に裁判費用の15%を支払うよう命令が出た。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この命令は、リチャード・ホワイト判事が、「フェアファクス系メディアの報道そのものは名誉毀損に当たらないとしており、その分を85%、見出しとツイッターの言句だけが名誉毀損で、その分を15%と査定したことになる。また、ホッキー氏の主張の他の部分はすべて却下されており、裁判費用も巨額にのぼっていると見込まれており、ホッキー氏の実質的敗訴とも見られる。

 22日、ホッキー財相は、「フェアファクス・メディアを相手取って訴訟を起こしたことは後悔していない」と語った。

 ホワイト判事は、「ホッキー原告の申し立ての基礎となる部分が退けられており、シドニー・モーニング・ヘラルド紙とエージ紙に対する訴訟の費用も全額を請求する資格がない」と述べている。原告・被告双方がそれぞれ100万ドルの裁判経費をつぎ込んだというのは話が大きすぎるが、双方合わせれば100万ドルに達したはずとの消息筋の声もある。また、ホッキー原告の裁判費用負担分は20万ドルの賠償金額を超えているはずだとの声もある。
■ソース
Joe Hockey has no regrets over defamation suit against Fairfax Media; Treasurer to recover only small fraction of legal costs

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