元陸軍歯科衛生士、基地放火計画

強姦の訴えを聞いてもらえず恨み

 9月22日、QLD州最北部ケアンズの裁判所で、元陸軍歯科衛生士が海軍基地への放火を計画したとの容疑の裁判が開かれた。容疑者は同僚兵士に強姦されたため、これを訴えたが聞いてもらえなかったことを恨み、事件を計画したとされている。

 ケアンズ簡裁に出廷したカリサ・ウィン被告人(32)は、放火の計画でガソリンを所持した疑いで起訴されている。軍警察のマット・ローズ軍曹は、「ウィン被告人は、母親に宛て、HMASケアンズの爆破を計画しているとのテキスト・メッセージを数回にわたって送っている。被告人は、テキスト・メッセージの中で、もうゴミのように扱われるのは我慢できないとしている。また、もう人間にはイライラするばかりだ。燃料の扱いには慣れていると書き送っている。被告人は、大勢の無辜の者を殺そうとした。国を守っている人々がその犠牲になるところだった。被告人は今後も社会にとって危険出あることに変わりはない」と陳述した。

 また、ウィン被告人の母親が警察に通報し、被告人は2015年1月に逮捕された。警察は合計40リットルのガソリンを発見した。また、携帯電話でガソリンを入れたジェリー缶の写真やHMASケアンズのグーグルによる資料も押収した。

 ロジャー・グリフィス弁護士は、「ウィン被告人は、伍長だった2011年にシドニーのランドウィック陸軍兵舎で同僚に強姦された。被告人は豪国防軍とNSW州警察に被害を届け出たがいずれも何の調査もせず、何の措置も取らなかった。さらに、同僚から排斥され、結局、自分からADF除隊を願い出た。また、彼女は自分の犯行計画をおおっぴらにしており、実行前に捕まることは不可避だった。さらに、この計画は実行不可能だった」と述べた。

 アラン・コマンズ簡裁判事は、ウィン被告人が罪状を認めたことを情状酌量し、禁固18か月の判決を言い渡したが、被告人はすでに8か月の勾留期間を経ており、直ちに仮釈放された。コマンズ判事は、「強姦被害の訴えが取り合ってもらえなかったという恨みが彼女の心に残っていることを憂慮する。今後も観察が必要と考える」と判決で読み上げている。
■ソース
Former Army dental nurse planned to blow up HMAS Cairns after rape claims ignored, court hears

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