エボカ・カレッジ、卒業生から集団訴訟も

低授業水準、不公正なマーケティングと

 9月27日、ABC放送(電子版)は、国内最大手の民間職業訓練機関の一つ、エボカ・カレッジが何百人もの卒業生から集団訴訟を受ける可能性を報道している。

 ベンジャミン・クレーマー弁護士がABC放送に語ったところによると、「現在、同校卒業生の訴訟書類を準備している。同校は基準に達しない授業内容と、また入学生を集めるために不公正なマーケティングを使い、オーストラリアの消費者保護関係法令に違反した。大勢の卒業生が同校での経験に不満を抱いていること、また同校の行為の被害を受けたという主張には圧倒された」と語っている。

 一方、同校のクレーグ・ホワイトCEOは、「集団訴訟の可能性があると聞いて驚いている。どの授業が低水準だったのか、どのマーケティングが法律違反なのか何も具体的な指摘がない」と反論している。

 同校は国内に40箇所のキャンパスを持ち、2012年から2014年までの間に連邦政府の私学助成費として4億ドルを受けている。また、主として、ビジネス、情報工学、社会事業、旅行、観光、イベントなどの分野のディプロマ・コースを備えている。2013年の生徒一人の平均学費ローンは$16,878だった。同校の経営は、VET FEE-HELP学費制度をモデルにしており、学校が政府の助成金を受け取る他、政府から学費ローンを受け、卒業後は年収が$53,000に達するまで返済義務を負わない。

 しかし、8月に発表された調査データによると、2011年から2014年までの期間にエボカ・カレッジの卒業率は32.9%ときわめて低い。これに対してもホワイトCEOは、「当校の卒業率は業界平均よりも9%高い、また、圧倒的大多数の生徒が当校の授業内容に満足している」と反論している。

 元同校生徒のシャクイリ・レイさん(21)は、「19歳の時にキャンベルタウンのショッピング・センターで勧誘を受け、デジタル・メディア・コースに入学した。大学進学の道が開けている、教師は高度に熟練した有資格者で、就職を手伝ってくれると言われたがどれ一つとして真実だったことはないまた、学費は約$14,500だと言われたがVET FEE-HELPで調べると$30,000近い額になっていた。何度も苦情を申し立てた結果、エボカは借金を帳消しした」と語っている。

 同校の元職員や生徒にも同校の反倫理的行為や低卒業率などをABC放送に訴える者がいることを伝えている。
■ソース
Evocca College may face class action from former students alleging subpar classes, unfair marketing

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