「領外難民処理センターは合憲」

連邦高裁、ナウル難民センター判決

 2月3日、連邦高裁は多数判事が「現行の領外難民処理センターは合憲」との判断を下した。一方、難民認定申請中の家族の幼児ら90人の処遇をめぐって新しく議論が巻き上がっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この裁判は、ナウルに収容されているバングラデシュ女性が起こしたもので、女性は妊娠中に健康を害し、オーストラリアで治療を受けていた。その後、ブリスベンで女児を出産し、親子共々収容センターに連れ戻されることを避けるため訴えを起こした。

 女性の弁護団は、「オーストラリア政府が出資して収容所を第三国に設置運営することは違法」と主張していた。

 連邦議会のマルコム・タンブル首相は、「判決内容をよく検討するつもりだが、現在の難民収容センターが大枠で合法的かつ合憲と判断されたことになる。この大枠でオーストラリアの国境警備が行き届き、海での難民希望者の死亡事故がなくなった。人間密輸業者がわが国の統治を踏みにじって栄えることはできない」と発言した。

高裁ではもっとも最近に任命されたミシェル・ゴードン判事のみが、「2015年6月に大急ぎで通過された法律は無効」としている。

 判決前、ピーター・ダットン移民相は、現在オーストラリア領内収容所に留置されている大人160人、乳児37人、児童54人をナウルに送り返す用意があることを明らかにしていた。
■ソース
High Court throws out challenge to Nauru offshore immigration detention

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