キャシー・ジャクソンのパートナー辞職

裁判にもつれ込んだFair Work委員

 医療労働組合(HSU)の労働党系前任書記長や議長の労組資金使い込みを内部告発し、保守連合政治家から賞賛を受けたキャシー・ジャクソン前HSU書記長は、自分自身が巨額の労組資金を使い込んでいたことが発覚、裁判で140万ドルの返済命令を受けた。また、ジャクソン氏のパートナーが労働党政権の設立したFair Work委員会(FWC)のマイケル・ロウラー副委員長という関係にあった。そのロウラー氏が委員会を辞職したと発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 3月3日の連邦議会上院で、ミカエリア・キャッシュ雇用担当大臣が明らかにしたもので、連邦総督執務室から通告を受けた。連邦総督はロウラー氏から辞職届けを受け取った。辞職は直ちに発効すると語っている。

 ロウラー氏は、ピーター・ヒーリー元連邦判事の報告書で、職務上の行動を問題とされており、それに対して回答するよう求められていたが、その期限の24時間前に辞職した。

 ロウラー氏は年俸43万ドルのFWC副委員長職を9か月以上病欠していたが、その期間、連邦裁でHSUの賠償請求訴訟を受けていたパートナーのジャクソン氏の防御を手伝っていたことが明らかになっていた。2015年10月、イアン・ロスFWC委員長が連邦上院の証言席に座り、「ロウラー氏が副委員長の責務に耐えられる健康ではなかったため、自分が215日の病欠を認めた。パートナーの訴訟防御を手伝うための病欠ではない」と証言した。しかし、ロウラー氏の身分は法律で保証されており、FWCが同氏を懲戒や解雇の処分にかけることは法的に不可能だった。そのため、同氏が辞職しない場合には、議会の決定で同氏を罷免するしか、同氏をFWCから取り除く方法はなかった。

 労働党のブレンダン・オコナー雇用問題スポークスマンは、「ロウラー氏の辞職を歓迎する。しかし、政府は、ロウラー氏とどのような取引を行ったのかあきらかにすべきだ」と語った。
■ソース
Michael Lawler: Kathy Jackson’s partner quits as vice-president of Fair Work Commission

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