キリスト教ヒップ・ホップ・アーチスト有罪

ガールフレンドの息子殺害で懲役42年

 キリスト教ヒップ・ホップ・アーチストが、ガールフレンドの7歳になる息子を虐待し続け、殺害した容疑の裁判で被告人に対して殺害だけで懲役42年の厳しい判決が出された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2013年、シドニー首都圏南部のオートリーにあるコディ・メイバーの音楽スタジオからの通報で救急隊が出動したが、メイバーのガール・フレンド、カイラ・ジェームズの息子、リーバイちゃんはすでに死亡していた。当初、メイバーとジェームズは、リーバイちゃんがホッピング(pogo stick)で遊んでいて落ちたと証言していた。その後、メイバーがリーバイちゃんに暴行を働き、リーバイちゃんが気を失ってから24時間近く経ってからようやく救急隊を呼んでいたことが明らかになり、さらにメイバーがリーバイちゃんに何か月にもわたって暴行するなどの虐待を続けていたことが判明した。2015年11月、陪審団はメイバーに有罪の評決を下しており、検事側はメイバーに終身刑を求刑していた。

 メイバーはジェネラル・コプリの名で演奏するキリスト教ヒップ・ホップ・アーチストだが、家族に対して冷酷で自尊心を傷つけるタイプの規律を押しつけ、ジェームズもそれに従っていた。

 ロバート・アラン・ヒューム判事は、「リーバイ殺害はきわめて凶悪な犯罪だ。リーバイは、メイバーによって、冷酷で尊厳を傷つける非人道的な扱いを受け続けた。しかし、それでも終身刑を宣告するに値するほどの極端な犯罪だったとは考えられない」と判決文を読み上げた。

 殺人課のグラント・テイラー警部は、「こんな事件の捜査をしたい刑事はいない。しかし、このような事件で初めから終わりまで捜査を日常生活としてきた者にとって、正義の裁きがおりたことで報われる思いだ」と語っている。

 メイバーは、救急隊員がリーバイちゃんの死亡を告げた時も、ジェームズに向かって、「彼は現世よりももっといいところにいった。彼は天使達ともともにいる。私に会うまで、お前はイエスを知らなかった。それだけがお前を助けられる方法だ」と語るなどしている。

 ジェームズは、故殺罪で起訴されたが、メイバーに不利な証言をすることで情状を酌量され、懲役最低10年を言い渡された。

 リーバイちゃんは知能障害を負っており、メイバーの虐待を受けやすかった。メイバーの刑期は、殺害以前の何か月にも及び虐待や暴力行為に対する刑を加えて合計42年間の懲役が言い渡された。今後、仮釈放申請できるのは2045年3月になる。
■ソース
Kodi Maybir, Christian hip hop artist, sentenced to 31 years’ jail for murdering girlfriend’s 7yo son

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