NSW自由党、違法献金者ひた隠し

2011年選挙前、秘密団体使い

 NSW州自由党は、州政権を確保した2011年選挙前、秘密団体「Free Enterprise Foundation(FEF)」などのトンネル団体を使い、違法献金者の正体を隠していたことをNSW州選挙管理委員会(EC)に突き止められた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 NSWECは、2014年に腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)に提出された証拠を調べて、この違法行為を突き止めたもので、自由党上級幹部は、政治献金が禁じられている献金者ら高額政治献金者の正体を隠すため、一旦FEFなどの団体に献金を入れていた。

 NSWECは、当時、NSW州自由党財務部長と会計を務めていたアーサー・シノディノス現内閣官房長官らの関与もあったとしている。3月23日付でNSWECが発表した声明によると、元NSW州控訴院院長で現EC委員長のキース・メーソンQCは、NSW州自由党が政治献金者の身元詳細をFEFに渡すことを頻繁に怠っており、FEFは2011年選挙で自由党の選挙資金を負担した。

 ECは、この調査結果に基づき、2015年州議会選挙後、NSW自由党が請求した選挙運動公的補助金440万ドルの支払いを拒否した。NSW州自由党は、「選挙補助金の支払いを受けられなければ、今年行われる連邦議会選挙で党の選挙運動資金が逼迫することになる」と語っている。しかし、ECは、「NSW州自由党が政治献金者の詳細を明らかにするまで、今後も選挙補助金の支払いを停止する」ことを明らかにしている。

 NSW州自由党スポークスウーマンは、「現在、ECの報告書を検討している」と発表しており、党弁護士は、「自由党はNSW州最高裁に支払い停止している補助金の緊急支給命令を求める他ないだろう」としている。
■ソース
NSW Liberals ‘concealed’ illegal donors before 2011 election win

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