中国のパッカー所有クラウン・カジノ社員逮捕される

オーストラリア人3人を含め18人が腐敗容疑で

 10月13日から14日にかけて、中国の何箇所かでジェームズ・パッカー経営のクラウン・カジノの社員18人が中国当局に逮捕され、うち3人はオーストラリア人とされている。中国でオーストラリア人の拘束があった場合、領事条約により3日以内にその旨をオーストラリア政府に通告することになっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 最近は中国政府が賭博関係業界の腐敗行為の取締りを進めており、オーストラリア人、中国人社員の逮捕は複数の都市で一斉に行われた。

 豪外務省報道官は、「中国外交部からの公式通告をもって逮捕者への接見が可能になるはず。逮捕されているオーストラリア人に対しては領事援助を行う用意をしている。目下のところは調査を続けている。

 中国では賭博企業は賭博を広告することはできず、元ポルトガル植民地のマカオで唯一カジノが認められており、クラウンはカジノ3箇所、リゾート2箇所を経営している。

 中国が高額賭博の取締りを進めているため、オーストラリアのメルボルン、パースにあるクラウン・カジノも中国から高額賭博客を呼ぶことに苦慮しており、シドニーのバランガルーに計画されている新クラウン・カジノは低額賭博のポーカー・マシンを設備せず、外国、特に中国の高額賭博客のみを対象にすることが、NSW州政府からバランガルー再開発地区の賭博場認可を得る条件になっていた。

 中国当局の賭博業界取締強化でクラウンの売り上げも下がっており、営業部員はリゾートの販売を強化するよう圧力がかけられていた。

 中国当局は容疑の詳細を明らかにすることはないが、中国の高額賭博客を海外のカジノに誘ったのではないかというのが有力な見方で、その場合には懲役最高10年が科せられる。
■ソース
Crown Casino arrests: Jail fears for staff detained in China for alleged gambling crimes

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