ICAC、オベイド、トリポディ、ケリーの汚職行為判断

NSW州労働党政権閣僚を務め職権で私腹肥やす

 NSW州の腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)は、元NSW州労働党政権閣僚のエディ・オベイド・シニア、ジョー・トリポディ、トニー・ケリーの3人が汚職に関わっていたと判断した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 8月3日、ICACは、政府から上下水道を請け負うAustralian Water Holdings(AWH)とSydney Water Corporation内部の汚職行為容疑について、労働党政権閣僚3人に汚職行為があったとして、この3人を訴追するよう勧告した。

 オペレーション・クレドと名付けられたICACのこの調査では労働党、保守連合双方の議員数人が対象になり、10人余りの議員や市長が辞職する結果になった。また、バリー・オファレル州首相は汚職の事実はなかったが、証言台でワイン3本を贈られたことを誤って否認したため政界引退を余儀なくされた。

 ケリー、トリポディ両被疑者は大臣職を利用して政府の仕事でAWHが指名されるように計らい、オベイド一族に違法に経済的な利益を与えた。3人の他、職員のギルバート・ブラウンも重大な汚職行為を行ったと判断された。

 ICACは結審から3年をかけてようやく今回の発表を行った。

 ICACは州検察庁に4人を公職者の汚職行為として訴追するよう勧告しており、有罪判決がおりれば懲役刑もありえる。

 トロイ・グラントNSW州政府警察相は、「4人には厳しい処分をするべきだ。クーマ刑務所にはベッドが余っている」と語った。

 以前にAWH取締役会の会長を務め、ICACの審理当時は連邦政府の副財相を務めており、審理中、副財相の地位を退いていたアーサー・シノディノス氏には汚職行為なしとの判断が出ている。
■ソース
ICAC Operation Credo finds Obeid, Tripodi, Kelly engaged in corrupt conduct

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