NSW州中部海岸のヨガ・アシュラムでも

児童性虐待特別調査委員会で新証言

 12月2日、児童性虐待問題に関する当事者団体の行動を調べている特別調査委員会で、NSW州中部海岸地域のヨガ・アシュラムでもヨガのリーダーらの児童性虐待が行われ、リーダーが被害者に対して、「性的行為が精神の成長を助ける」と欺いていたことが証人の証言で明らかにされた。

 児童性虐待が行われていたヨガ・アシュラム「サチャナンダ・ヨガ・アシュラム」はシドニー首都圏北の中部海岸地域、マングローブ・マウンテンにあり、南半球最大と宣伝している。事件当時のリーダーはすでに死亡するなどしており、現アシュラム・リーダーが被害者に謝罪を発表した。

 証言によれば、当時のリーダー、スワミ・アカンダナンダ・サラスワティは、子供を自分の小屋に呼びつけ、マッサージを要求した後、性的虐待を加えていた。子供はさらにリーダーと一緒にオーストラリア国内を旅行するよう命じられ、旅行先でも性的虐待を受けていた。アカンダナンダは1980年代に性犯罪で刑務所に送られたことがあるが、1997年に亡くなる前に判決が覆されていた。

 委員会付きのペギー・ドワイヤー弁護士は、「被害者9人が性的身体的虐待の証拠を出す。また、他の2人からは陳述書が提出される。この特別委員会では、性的虐待の犯罪はアカンダナンダがスワミ仲間のシシーと共有していた小屋で行われたことも明らかにされる。しかも、被害を受けた子供たちはアカンダナンダとの性行為が被害者の精神的成長のためになると言われただけでなく、口外すれば暴力やアシュラムからの追放を受けるなどの脅迫もされていた。被害者の何人かは、当時、誰かに被害を訴えても誰も信じてくれないだろうと思っていたと語っている。シシーと呼ばれた女性スワミもアシュラムで子供たちに暴行を加えていた。時には子供たちを整列させ、全員にビンタを加えることもあった。シシーとアカンダナンダは同居しており、性的関係もあった」と語っている。アシュラム側の弁護士、アーロン・カーナハン弁護士が謝罪文を読み上げた。

 1989年、アカンダナンダは、アシュラムに居住していた4人のティーンネージャ女性に対する性的虐待で有罪判決を受け、懲役刑を言い渡されたが控訴の結果一審判決が覆され、14か月で出所している。当時の被害女性は、「一審判決が覆されたことで、またもや性的虐待を味わわされた。自分の存在を否定されたように感じた。今度こそ、アシュラムと関連団体の暗がりの隅々まで光が当てられることを希望している」と語っている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-12-02/yoga-leader-told-children-sex-acts-would-aid-spiritual-growth/5931610

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