中国でカンガルー肉輸入反対呼びかけ

NSW州議会議員とアボリジニ活動家

 8月1日、NSW州議会のマーク・ピアソン「動物正義党」議員が中国に出発したと報道されている。ピアソン議員は、カンガルー肉食用に反対しており、中国国内の何百万ドルものカンガルー肉市場拡大阻止を呼びかけるとしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 カンガルー肉は現在世界の50か国以上に輸出されており、中国とも貿易覚え書き交渉を進めているが、ピアソン議員は中国政府に再考を求めるとしている。同議員は、「カンガルー殺処分は残酷で持続性がなく、先住民族文化を踏みにじり、しかも不衛生。カンガルー肉はサルモネラや大腸菌その他のバクテリアで汚染された汚い肉。販売も輸出も危険。またカンガルー殺処分は非豪的行為」と語っている。

 キャンベラでは2015年の2000頭を超えるカンガルーの間引きを済ませたばかりで、NSW州南部の農業地域、リベリナでは、カンガルーの数が爆発的に増えており、殺処分する必要があると訴えている。

 一方、ピアソン議員に同行するアンクル・マックス・ドゥラマンマン・ハリソン氏は、「カンガルーの数はみんなが思うほどには多くない。殺処分が続けばカンガルーも動物園でしか見られないようになる。カンガルーはアボリジニにとっては神秘的な生き物」と語っている。

 NSW州政府のニール・ブレア第一次産業相は、ピアソン議員らの中国行きを「無責任な行為。州議員はNSW州の前進を図ることが任務ではないか。州社会、雇用、家族の利益を図ることが任務ではないか。ピアソン議員の行動は理解できない。カンガルー肉食品化は、適切で持続性もあり、規制も行われている」と語っている。(Ratei)
■ソース
NSW MP’s campaign to stop Australia’s kangaroo meat trade with China ‘irresponsible’

http://www.abc.net.au/news/2015-08-01/nsw-mps-campaign-to-stop-australias-kangaroo-meat-trade/6663452

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