必死の捜索、ゴミ捨て場の救難ビーコン

「EPIRB廃棄は電池を抜いて」と当局

 小型船舶などに装備が義務づけられている非常用位置指示無線標識、EPIRBと呼ばれる発信器は船舶遭難時に手動または自動で起動し、信号を出し続ける。飛行機などに受信機が備えられており、EPIRBの信号を受信した者は直ちに通報する義務を負っている。TAS州北部で何機かの飛行機がこの信号を受信したため、当局に通報し、救助ヘリコプターや飛行機が出動、地上でも警察官が出動して信号の出所を必死で捜索した結果、ゴミ捨て場で問題のEPIRB送信機を突き止めた。警察や海事安全局などでは、「貴重な救難予算が浪費されてしまった。EPIRBを廃棄する時は、電池交換業者に持っていき、電池を抜いてもらわなければならない」と憤慨している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 TAS州北部上空を飛んだ飛行機数機が信号を受信しており、通報を受けて信号追跡航空機がVIC州から飛び立ち、TAS州警察のヘリコプターも出動、何時間もかけて発信器の位置を探った。その結果、10月11日午前、デロレインのゴミ捨て場で発信器が発見された。

 州警察は特殊機器を使ってEPIRBの所在範囲を絞り、最終的にゴミ捨て場にたどりついたのだが、所有者が何も考えずにゴミ捨て場に捨て、何かのはずみに起動したものと見られている。北部管区捜索救助班のマイク・ジリーズ巡査長は、「不心得者のために、地元と国内各地の捜索救助班の貴重な機材や人材が不必要なリスクにさらされた。緊急ビーコンは捨てる前にバッテリー・ショップで電源を抜かなければならないのだが」と語っている。
■ソース
Active emergency beacon dumped at Tasmanian tip sparks rescue search

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