VIC州で新種の病原体ノロウイルス発見される

研究者、感染性胃腸炎蔓延のおそれを警告

 VIC州で感染性胃腸炎のもっとも一般的な病原体、ノロウイルスの新種株が発見された。新種であるため、このウイルスに対する免疫を持っている人はおらず、医学研究者は、感染性胃腸炎が急激に広まる恐れがあると警告している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この新種株は2015年8月に発見されていたが、最近になって、研究者が、今後2,3か月の間に蔓延し始める可能性があると発表している。

 Victorian Infectious Diseases Reference Laboratoryの所長を務めるマイク・キャットン博士は、「誰も免疫を持っていないため、誰でも発病する可能性がある。しかも、ノロウイルスは伝染性が強く、新しい株が現れると世界中に広まる可能性が強い。この新種株はノロウイルスに大規模な遺伝子変異があったようだ」と語っている。

 さらに、「確定したことは言えないが、今後2か月から7か月の間に蔓延する可能性がある。発病すると下痢と嘔吐が同時に起きるため、バケツ2つウイルスと呼んでおり、通常その症状が1日から2日程度続くが、高齢者、幼児、免疫不全の人は特に感染リスクが大きい。健康な人であればごく短期間で治る病気だが、伝染しやすい期間もやはり1日か2日程度で、患者はその期間には食べ物を扱わない、仕事に行かないなどを心がけて欲しい」と語っている。

 このウイルスに対しては薬剤もワクチンもなく、伝染を防ぐには衛生、特に手洗いの励行しかない。また、この株にはまだ名前がないが、ウイルス命名法では最初に発見された土地の名前を宛てることになっており、「Melbourne 2016」年型と呼ばれる可能性が高い。
■ソース
Gastroenteritis strain discovered in Victoria threatens to become epidemic, experts warn

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る