NSW州公立学校に海外留学生増加

アジア地域の新興中産が巨額の学費で

 アジア地域の新興中産階層が小学校から子供をオーストラリアの公立学校に入れるケースが増えており、オーストラリアの「教育輸出産業」の成長株の一つになっている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 2014年に留学生関連のビザ規則が改定されたことで公立小学校、高等学校への単身留学が増えており、特に中国からの留学生が国際留学生の60%を占めている。アジア地域全体でもNSW州の公立学校に何千人もの児童・生徒が入学しており、過去1年で25%の増加になっている。非永住権者児童生徒は公立学校に入学するのには小学校で年間$10,500、高校で$14,000の学費を払わなければならず、その上に未成年の単身留学とあって、ホーム・ステイで週$300の経費がかかる。NSW州の公立学校留学生の落とす金は総額で少なくとも3,300万ドルにもなると推定されている。

 また、ホスト・ファミリーの需要も過去4年間で75%増えている。2010年には276世帯が登録されているだけだったが、2014年には1129世帯に膨れあがっている。今年、既に3,386人が入学しているが、北半球の学年度が始まる2015年中期にはさらに増える見込みになっている。また、9年生から12年生まではオーストラリアのホスト・ファミリーと生活するが、小学校は4年生までは保護者と一緒に生活しなければならない。その後5年生から8年生までは親戚または家族の知人宅で生活することができる。

 昨年まで海外留学生は9年生までを自国で修了していなければならなかったが、今は7年生から学生ビザを取れるようになった。シドニーは中国人社会が大きいため、遠い親戚や知人を保護者として登録している。QLD工科大学のレベッカ・イングリッシュ博士は、博士号課程で、オーストラリアの学校に於ける国際留学生を調査したが、「オーストラリアの学校を選ぶ主な理由として、母国の学校で問題があったとか成績が非常に悪かったなどの理由がある」と分析している。
■ソース
Huge increase in full-fee paying international students at NSW public schools

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