ISILハッカー、豪国防軍に侵入か

「テロ標的」1400人の詳細を公開

 8月13日、イスラム国ハッキング部と称するグループが、オーストラリア人など1,400人の氏名、電話番号、クレジット・カード・データ、オンライン・パスワード、電子メール・アドレスなどをソーシャル・メディアで公開した。中には国防軍人員、VIC州議員その他の公務員などの名前が挙がっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 連邦政府はグループが発表した「ヒット・リスト」にオーストラリア人が少なくとも8人載っていることを確認した。マイケル・キーナン司法大臣は、政府情報機関が脅威を調査しており、すべての国民にオンラインでの身辺情報の安全を図るよう呼びかけ、「国民に危険が及ぶようであれば政府はできるかぎりの措置で国民の安全を図る」と語っている。連邦警察も、州、連邦の関連機関と協力し、必要な措置を取るとしている。

 ディーキン大学の世界的なイスラム政治に詳しいグレッグ・バートン教授は、「グループは、インターネットで見つけやすい情報を集めるアマチュア的なハッキング技術を使っているが、集めた情報の使い方については懸念する。一匹狼的なテロ活動を助長する傾向になっており、一旦どこかでこのタイプのテロが起きればその後長年にわたって脅威が続くことになる」と語っている。

 また、レイ・オディアーノ退役米陸軍大将は、「過去にも2度あったことだが、情報は彼らがいうような軍のサーバーから盗まれたものではない。今回のリストはまだ見ていないが、前2回と変わらないだろうと思う」と語っており、アナリストも、「情報はおそらくソーシャル・メディアから集めたものだろう」と分析している。オディアーノ氏は、「それでもこの問題は深刻に考えておかなければならない」と語っている。
■ソース
Islamic State Hacking Division: At least eight Australians named on internet ‘hit list’

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