パラマッタ銃撃事件の背景に過激派

4人がモスクで少年に襲撃実行を指示

 10月2日夕刻、シドニー首都圏西部パラマッタ市の警察本部前で15歳の高校生が退出してきた警察事務会計士のカーティス・チェンさん(58)の後頭部を射って殺害し、自分も、銃声で駆けつけた警察官に射殺された事件を捜査しているNSW州警察は、実行犯のファルハド・ジャバールが犯行前にパラマッタ市内のモスクで祈祷した後、黒装束に着替え、私有物をすべて持ち去った状況を調べていたが、モスクの防犯ビデオ・テープの提出を受けて録画を調べていた。その結果、イスラム過激派として1年前にも検挙されたことのある3人を含めた4人がモスク内で少年と話をしており、4人が警察に目を付けられていて動けないために少年に犯行を命じたとみている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 10月7日早朝、警察はシドニー首都圏西部の民家4箇所を家宅捜索し、パラマッタ銃撃事件関連で4人を逮捕した。ジャバールは、2日午後、モスクで古い型式の拳銃を手に入れ、バックパックに入れて持参した。そのため、拳銃の経路として中東系犯罪組織を捜査しており、ウエントワースビル在住の男1人、メリーランズ在住の男1人を逮捕した。このメリーランズの男は今年初めに銃砲不法所持で逮捕されているが、今回の拳銃提供者ではないと見られている。また、ギルドフォード、マースフィールドでも警察が民家を家宅捜索した

 4人のうちの3人は、2014年9月のオペレーション・アプルビーの対象になっていたが、下っ端とみられ、当時には逮捕されていなかったが、イスラム国の新兵徴募役を務めていたモハメド・アリ・バリヤレイが、シドニーの路上で無差別に通行人を斬首する計画を話し合っていた。バリヤレイは後にイスラム国で死亡している。キャサリン・バーン警察長官補は、今後さらに逮捕者が出る可能性もあり、今回のような一匹狼タイプが攻撃を加えてくることは残念ながら現実だ」と語っている。
■ソース
Parramatta shooting: Farhad Jabar was recruited by western Sydney extremists, police say

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