ワン・パンチ・アタック被害の心臓外科医1ヶ月後に死亡

病院玄関で喫煙注意し、逆ギレ男に殴られる

 6月28日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)は、1か月前にボックス・ヒル病院で顔を殴られて転倒、頭を強く打ってアルフレッド病院に入院していたボックス・ヒル病院の心臓外科医、パトリック・プリッツワルド=ステグマン医師(41)が、27日に入院先の病院で死亡したと伝えている。

 同医師は5月31日以来入院先の病院の集中治療室で治療を受けていたが緊急脳手術を受けた後、危篤状態に陥っていた。

 同医師は病院でも敬意を受けていた心臓外科医で、仕事を終えて帰宅の途中、病院玄関で喫煙している男に注意したところを逆ギレした男に顔面を殴られて床に転倒、頭を強く打って意識を失っていた。

 ミル・パーク所在のジョセフ・エマイリが逮捕され、暴行致傷で起訴されていたが、28日、警察は、「被害者死亡のため、事件は殺人課に移された。捜査員は検視解剖結果を調べてから起訴事由変更を検討する」と発表した。

 プリッツワルド=ステグマン医師は、2002年にニュージーランドのダニーデン市にあるオタゴ大学医学部の医学と外科の学士コースを卒業している。ボックス・ヒルではエプワース・イースタン病院に勤め、心臓弁と大動脈の手術に力を入れる熟練した外科医の評価を得ていた。

 また、病院では、「患者の立場に立った熱心な医師であり、心の寛い教師であり、胸部手術に優れていた。その業績は優れており、病院の同僚、友人、患者からもその死が惜しまれることになる。彼は、外科医としてだけでなく、他の人々の福利に熱心な優れた人物でもあった」と語っている。

 VIC州政府のジル・ヘネシー保健相は、「この1か月、プリッツワルド=ステグマン医師とその家族のことが気がかりだった。今は、政府も残された家族や友人の心痛に深く同情の意を捧げる」と哀悼の意を述べた。

 同紙は、「VIC州公立病院では昨年7月までの1年間に、病院職員を被害者とする8627件の暴力事件が起きており、そのうち、病院職員の負傷や疾病も1166件にのぼっている。そのため、豪医師会VIC州支部のロレーン・ベーカー氏は、「病院職員に対する暴力事件があまりにも多い。職場安全のために政府の行動が必要だ」と語っている。
■ソース
Box Hill heart surgeon Patrick Pritzwald-Stegmann dies four weeks after alleged one-punch assault

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