1966年のボーモントの3児失踪事件で再発掘

死亡重要参考人の地所、遺骨見つからず中止

 1966年1月26日、SA州アデレードのボーモント一家の子供、ジェーン、アーナ、グラントの3人が突然消息を絶った事件は未解決のまま52年が過ぎた。

 SA州警察が新情報に基づいて、当時も今も重要参考人とされている人物が経営していた工場の敷地を発掘したが動物の骨の他には何も発見されず、2月2日、発掘は中止された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 市内ノース・プリンプトン地区の地所はハリー・ヒップス氏が経営していた工場があり、ヒップス氏の息子が警察にヒップス氏のペドフィリアを伝え、息子自身が父親に性的虐待を受けていたことを告白したことから、ヒップス氏は重要参考人とされていたが、2004年に死亡している。

 この敷地はこれまでにも捜査を受けたことがあるが、さらに最近になって、2人兄弟が、ヒップス氏に頼まれて工場敷地に大きな穴を掘ったと証言しており、それに基づいて、前回とは違う地面を探知機で調査したところ、過去に掘り返された痕跡が見つかったため、2月2日に土木機械で発掘が始められた。骨が掘り出されたが、動物の骨と鑑定され、さらに掘り進み、これまで一度も掘り返されたことのない地層に到達したため、発掘は中止された。

 この日、警察は鑑識課や人類学者らの専門家を動員して発掘を見守っていたが、結局、ウシ、ウマ、ヒツジのものと見られる骨が見つかっただけで、警察は、「今日発掘した区画に過去に穴が掘られたことは確かだが、おそらくしばらくの期間、ゴミ捨て場として利用されたものだろう。ボーモントの3児の失踪に関連するようなものは何も見つからなかった」と発表している。

 さらに、「ボーモント家の高齢の両親にとっては、生きていればすでに50代半ばになっている3人の子供の運命が分からないままになっていることがどれほど辛いことか察するにあまりある。しかし、警察は忘れたわけではない。かならず解決する」と語っている。

 また、「辛いのはフィップス一家も同じだ。これだけ容疑者の多い事件はまれだ。捜査の結果、容疑者リストから外された人も多いが、10人前後はその後も身辺捜査を続けてきた。オーストラリアに3人の子供の運命が明らかになることを望まない者はいないはずだ。今日、何も見つからなかったことは残念だが、今後も捜査を続ける」と語っている。
■ソース
Beaumont children excavation called off by SA police

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る