シドニーのカヤック乗り、QLD州北部で水死

山奥の激流で滝下り中に岩に挟まれ

 QLD州北部、ケアンズの南西マランダに近いノース・ジョンストン川でカヤックの滝下りをしていた男性が激流の岩に挟まれ、水中で身動きができなくなって水死した。人里離れた激流での事故で救助隊が遺体を収容するまでに24時間かかっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 6月7日、シドニー出身の男性(37)は、シドニー、メルボルン、TAS州の友人と一緒にカヤック乗りをしていたが、激流の岩と岩の間に引っかかり動けなくなった。

 当局発表によると、救助隊が現場に到着したのも8日の夕闇が迫る直前だった。

 QLD州警察のロルフ・ストラートマイヤー警部補は、「男性は泡立つ激流のエアポケットの中で裏返しになったカヤックの下に閉じ込められていた。転覆した当座、男性は友人に助けを呼んでいたから何時間かは生きていたと考えられる。私達も8日には男性を助け出せるかも知れないと希望を持っていた」と語っている。

 また、「男性は5人のグループで来ており、激流下りを楽しんでいたが、突然の事故が悲しい結果になった。男性は5人のうちの先頭に立って、その激流の箇所を下っていた」と語っている。

 現場は険しい渓谷で、救助隊の人員と装備を全てヘリコプターで運び込まなければならず、しかも現場は携帯電話も無線通信も電波が届かない山深い場所で、パイロット、警察官、激流救助隊員、州緊急救援(SES)隊員ら50人が出動しての大規模な救助活動になった。

 QLD州消防救助局のジョン・ボルジャー副長官は、「救助隊は密林の中の滝の深い激流を相手に遺体の回収作業をしなければならなかった。隊員は高度に訓練され、熟練しており、このような悲惨な結果にはなったが、素晴らしい働きをしてくれた」と語っている。

 この地域の激流に詳しいカヌー・クラブの会長は、「ノース・ジョンストン川は非常に難しい流れで、よほど練達のパドラーでなければ危険だ」と語っている。
■ソース
Kayaker killed in remote ‘jungle’ rapids accident in far north Queensland

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